カナビス・ユーザーはうつになりにくい

Source: NORML
Pub date: 07 Jul, 05
Subj: Decreased Depression In Cannabis Users, Study Says
Web: http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=6586


中毒行動ジャーナル7月号に掲載予定の調査デーダによると、成人では、カナビスを使っている人の方がノンユーザーよりも深刻なうつ症状を経験したり発症したりすることが少ないことが明らかにされた。

この結果は、南カリフォルニア大学の研究者たちが、抑うつ性自己評価尺度(CES-D)で評価した4400人の成人について調査・分析したもので、カナビスのデイリーユーザー、週1回以下のユーザー、ノンユーザーのそれぞれで 「うつスコアー」 を比較することで導き出された。

研究者たちは、「うつスコアーのどの項目においても明確な差があるわけではないが、週1回以下の人は、ノンユーザーに比較して、うつ気分になったりすることは少なく、ポジティブな影響が多く、身体的な不調を訴えたりすることもあまりなかった。また、デイリーユーザーの場合も、うつ気分になることは少なく、ポジティブな影響が多く見られた」 と書いている。

さらに続けて、医療カナビス・ユーザーとリクレーショナル・ユーザーに分けて分析したところ、「医療カナビス・ユーザーの方が、うつ気分になったり、身体の不調を訴えることが多く、明らかに病気の状態がうつスコアーに影響を与えることを示している。このことは、カナビスとうつに関する研究を行う際には、病気の有無を考慮しなけれなならないことを意味している。」

「今回得られた結果は、成人のカナビス使用においては、うつのリスクが増えるようなことはないことを示唆している」 と結論を書いている。

For more information, please contact Paul Armentano, NORML Senior Policy Analyst, at (202) 483-5500.

Full text of the study, Thomas Denson and Mitchell Earleywine. 2005. Decreased depression in marijuana users. Addictive Behaviors (Article in press; available online June 20, 2005).