Weekly News

2007年1月11日


ホワイトハウス、学校ドラッグ・テストの地域サミットの開催予定を発表
ミシガン州フリント市で医療カナビス市条例案の住民投票
第2回NORML法律セミナー、6月にアスペンで開催



●ホワイトハウス、学校ドラッグ・テストの地域サミットの開催予定を発表
2007年1月11日 - アメリカ・ワシントンDC発

ホワイトハウス麻薬撲滅対策室(ONDCP)は、中・高等学校の運営管理者に対して学校での抜き打ちドラッグ・テストの実施を促すために、今年も、各地でサミットを開催し、連邦資金の提供を行うことになった。これで、サミットは4年連続で開催されことになる。2007サミットは、ホワイトハウスの主催で行われるシンポジウムで、1月から4月にかけて、サウスカロライナ州チャールストン(1月24日)、ニュージャージ州ニューアーク(2月27日)、ハワイ州ホノルル(3月27日)、ネバダ州ラスベガス(4月24日)で予定されている。

新しく改定された 
連邦のガイドライン によると、各種競技会やコンテストに課外事業の一環として参加する生徒に対して抜き打ちドラッグ・テストを実施するために、連邦教育基金から最高4年間にわたって公立学校に資金提供することになっている。

教育局は、2005年以降、さまざまな学区でドラッグ・テスト・プログラムを行うために2000万ドル以上を支出してきた。連邦から提供された資金に関しては、別のドラッグ教育やカリキュラムへの 転用は認められておらず、また、学校のスタッフにドラッグ・テストの実施方法を訓練する費用にも使えないことになっている。さらに、このプログラムで収集されたデータは、資格ある連邦の研究者 しか見ることはできないことになっている。データは、ドラッグ・テストで違法ドラッグの使用がどの程度阻止できたかを評価する将来の連邦アセスメントの一部として利用される。

生徒に対するドラッグ・テストの評価については、ロバート・ウッド・ジョンソン・ファウンデーションが 以前に発表した報告書 で、「アメリカの高校で最近実施されているドラッグ・テストでは、生徒たちのドラッグ使用を防止することも抑制することもできていない」 と結論付けている。研究者たちは、894校から9万4000人のデータを収集し、ドラッグ・テスト実施校と実施していない学校の8、10、12年生のいずれもが、違法ドラッグの使用率は実質的に変わらないと書いている。

現在、スポーツ選手に対してドラッグ・テストを行っている学校は5%、スポーツ以外の課外活動では2%程度に過ぎない。アメリカ教育協会やアメリカ小児科学会などは、生徒のドラッグ・テストの実施には反対している。

For more information, please contact Paul Armentano, NORML Senior Policy Analyst, at (202) 483-5500.

To register online to attend any of this year's summits, please visit: http://www.cmpinc.net/dts/.
NORML has fact-sheets available on random student drug testing available for download at: http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=3406

Source:  http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=7151


●ミシガン州フリント市で医療カナビス市条例案の住民投票
2007年1月11日 - アメリカ・ミシガン州フリント発

ミシガン州フリント市では、来月、医師の推薦を受けた患者がカナビスの所持・使用しても、地元警察の訴求が免除される市条例案の住民投票を実施することになった。

提案1号と呼ばれる条例案はフリント・コンパッショネット・ケア協議会が提案したもので、市の法律を改正して、認証患者がカナビスや吸引器具を所持していても刑事犯罪として扱わないことを求めている。支持者たちは、2007年に実施される住民投票での発議の承認を得るために、地元有権者約2000人の署名を昨年の8月に提出していた。

「フリントで勝利すれば、ミシガンの州民に強力なメッセージを送ることになります」 と協議会の共同代表で、自らも爪膝蓋骨症候群という珍しい骨の疾患でカナビスを医療的に利用しているチャールス・スナイダー氏は語っている。「ミシガン州では、すでに4大都市で勝利していますから、フリントで勝てば、2008年の州の住民投票に向けて発議に必要な支持を得るための大きな弾みとなります。」

アナーバーデトロイトファーンデールトラバース の各市では、2004年以降に、同様の市条例を成立させている。フリント市の住民投票は2月27日(火)に実施される。

For more information, please contact Allen St. Pierre, NORML Executive Director, at (202) 483-5500

or visit Michigan NORML online at: http://www.minorml.org.
Additional information about the initiative is available on the January 8, 2007 edition of NORML's Daily AudioStash. An MP3 of the show may be downloaded at:
http://audio.norml.org/audio_stash/NORML_Daily_AudioStash_01_08_2007.mp3

Source:  http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=7152


●第2回NORML法律セミナー、6月にアスペンで開催
2007年1月11日 - アメリカ・ワシントンDC発

6月にコロラダ州アスペンで、2007NORMLアスペン法律セミナーが開催されることになり、参加者を募集している。刑事事件弁護士に向けたセミナーで、6月9日(土)と10日(日)の2日間、アスペン市の中心にある 
ガント・ホテル で開かれる。アスペン市は、アメリカでも最もカナビスにフレンデリーな都市の一つとして知られている。

今年のセミナーでは、アメリカで指導的な刑事裁判弁護士による、次のようなテーマのプレゼンテーションが予定されている。

  • ドラッグ裁判、敵対的なシステム下での治療の正統性
  • カナビス禁止法、州・連邦・地区の法律の衝突
  • ドラッグ影響下での運転、DUIおよびDUID事例
  • 真実の力で弁護する、刑事弁護士の本質的役割
  • ドラッグ事犯での財産没収対策
  • 移民のカナビス有罪判決の影響

今年のカンファレンスで行われる交流イベントでは、前夜のレセプションで、アプペンのキャシュ・キャシュのシェフ、クリス・ランター の豪華ディナー、午後には、2005年に亡くなった ハンター・トンプソン の家があったウディ・クリークの伝説のオウル・ファームで野外食事会が催されることになっている。

Conference agenda and registration information for the 2007 Aspen Legal Seminar is now available online at:
http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=6823

Source:  http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=7153