オランダ・グリーン左派党(GL)

カナビス支援ウエブサイトを開設


http://www.wietkaart.nl/

Source: Drug War Chronicle
Pub date: March 9, 2007
Subj: Dutch Left Greens Open Pro-Marijuana Web Site
http://stopthedrugwar.org/chronicle/476/
dutch_left_green_politicians_open_pro_marijuana_web_site


オランダのグリーン左派党(GL)に所属する2人の政治家が、カナビスの合法利用とその楽しみを支援するウエブサイトを立ち上げた。このサイトでは、地図検索ツールを使ってオランダ全国のコーヒーショップを調べることができる。コーヒーショップは、地図の上のカナビスの葉のマークで示され、マウスを当てると店の住所や電話番号がポップアップされて表示されるようになっている。

このサイトを開設したのはグリーン左派党のデビッド・リートフェルト氏とコーエン・マーテン氏で、サイトでは、「カナビスを吸うことは楽しい」ので、すべての人がカナビスを利用できるようにしたいとその理由を語っている。「簡単に言えば、カナビスの喫煙はいつでもどこでも許されるべきです。楽しいばかりではなく、いろいろな面でアルコールよりも良いからです。人々の健康にも良いし、社会も良くなります。」

しかし、たとえオランダであってもどこでもカナビスが入手できるわけでもない。「カナビスにフレンドリーでない地域もありますが、そうした地域を無くすために私たちと一緒に活動しましょう。みなさんの力を結集すれば、私たちは、すべての人がコーヒーショップを利用できるように議会に働きかけることができます。」

サイトは、第1党のキリスト教民主連盟(CDA)が運営している反カナビス・サイトの ウィード・フリー をパロディ化したものになっている。「CDAのサイトでは、カナビスを使うと精神病になるなどと書いていますが、それを支持するような科学的証拠は十分にはありません」 とリートフェルト氏は語っている。

2006年11月に実施されたオランダの総選挙(全議席150)では、グリーン左派党(GL)は7議席を獲得している。この議席数は、現在連立政権に参加しているキリスト教連合(CU)の6議席よりも多い。
オランダの政党の種類

地図を使ったオランダ全国のコーヒーショップ情報は、ハイライフのサイトでも見ることができる。こちらは英語版。 HighLife Guide

2004年時点では、オランダ全体のコーヒーショップ数は737軒でコーヒーショップの過半数(52%)は人口20万人以上の大都市に集中している。残りの半分は全国の中小都市にあるが、500余りの自治体の約80%にはコーヒーショップはない。
コーヒーショップ数の変遷