Weekly News


チェンジ・オルグのオンライン世論調査

カナビス合法化の声が上位を占める

Source: NORML Weekly News
Pub date: 8 Jan 2009
Change.org: Marijuana Legalization Question Leads In Final Round Of Online Voting
http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=7782


2009年1月8日 - アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ発

ソーシャル・ネットワーク・サイトとして知られるチェンジ・オルグ(Change.org)がスポンサーになった オンライン世論調査 で、個人使用目的のカナビス合法化問題が上位に取り上げられている。このオンライン世論調査は2009年1月15日まで続けられることになっている。

チェンジ・オルグのウエブサイトによると、「世論調査で上位10までに入った提案については、就任式前の1月16日に予定されているナショナル・プレス・クラブのイベントでオバマ政権に提出されることになっています… また、このイベントでは、各々の提案を協力してバックアップするために、われわれは非営利パートナーとしてて全国支援キャンペーンを立ち上げて実際の政策に反映させる決意を表明することにしています」 と書かれている。

昨年の12月に世論調査が開始されて以来、カナビスの合法化問題 は、他の大半の問題よりも2〜1のマージンで得票が多くなっている。

ドラッグ法改革についてはこの他にも2つの提案が出されている。一つは、産業用のヘンプの合法化を求めるもので、もう一つは、新政権にドラッグ戦争の全面見直しを求めている。これらは、いずれも上位15位までにランクされている。

先月は、オバマ次期大統領事務所の公式ウエブサイト、チェンジ・ガバメント(Change.gov)がスポンサーになって別の世論調査も実施されている。ここでも、次期政権に、アルコールと同様にカナビスに課税して規制管理することを求める意見が7300以上も集まって 上位にランク された。また、現在も進行中 のチェンジ・ガバメントの世論調査では、カナビス所持のよる逮捕を終結させることを求めた意見が2万件以上も集まり4位になっている。

こうした状況についてNORMLのポール・アルメンターノ副事務局長は、「これらのオンライン世論調査の結果は、2つの重要な問題を浮き彫りにしています」 と語っている。

「その一つは、アメリカの時代遅れで過度に懲罰的なカナビス法を終結させたいと望む声が、不特定多数ではなく社会のきちんとしたセグメントで顕著になってきていることです。もう一つは、アメリカの一般市民が、成人のカナビス使用の合法化のメリットについて、事実を土台として本格的な政治議論をする準備が整ってきたことです。」

「オバマ政権は、今回の世論調査の結果を真剣に受け止める必要があります。カナビスの法改革は、政治責任の問題というよりも、自分に巡ってきた政治的な好機であると理解すべきです。」

For more information, please contact Paul Armentano, NORML Deputy Director, at: paul@norml.org.

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Additional information is available online

チェンジ・ガバメントのサイト によると、カナビス合法化に対するオバマ陣営の姿勢は、「オバマ次期大統領は、カナビスの合法化には賛成ではありません」 と書かれている。