5月26日の初公判に続き、判決公判となる第2回を傍聴した。
以下は大麻で逮捕することの不当性を主張するサイト「Nippon
Marijuana Lovers」の掲示板にその感想を書き込んだものです。
パクられたN君(22だっけ?)とは面識がありませんでしたが、隣町の同好の士とあって、周辺の愛好者たちが応援の傍聴にかけつけました。
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傍聴の感想 投稿者:白坂 投稿日: 6月 4日(水)02時21分15秒
N君、ごくろうさまでした。さぞかし疲れていることだろうと思います。とにかくまずはゆっくり休んで下さい。
ご両親の心痛はいかばかりかと思います。こころからお見舞い申し上げます。
今日、開廷前、廊下の椅子でお父さんと少しだけお話しさせて頂きました。
マスコミの報道がご家族のこころや暮らしを酷く踏みにじったことを知りました。
「報道犯罪」という言葉を思い出しました。
傍聴の際、私は柵のこちら側で、お白州の様子を見聞していました。
前回の公判のときには、怒りの対象でしかなかった検事が、今日はとても哀れに、気の毒に思えてなりませんでした。
判決のなかで、裁判長田中治はみだりに、N君が「大麻の合法化集団に属するなど」、といった偏見に満ちた表現を用い、改めてその倣岸ぶりをみだりに披露しました。
求刑は2年6月で、判決は懲役2年6月・執行猶予3年でした。
執行猶予が付いたとはいえ、求刑通りの懲役2年6月、加えて保護監察付きです。他の例に比べても決して軽いとは言えないようです。裁判長田中治は、判決理由の説明でみだりに、「反省の色が希薄である」と指摘していました。つまり、ひっくり返して言えば、N君が信念を貫いた故の重さかもしれません。そうだとしたら、むしろ勲章みたいなものですね。
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それにしても、マスメディアの愚劣ぶりはどうだろう。
今回、N君の件は、県下初のマジック・マッシュルーム摘発としてバカ記者どもは報道価値を認めたらしい。違法化される前に入手したキノコをN君は持っていた。N君は実名入りで報道された。
それを見知った親戚縁者たちからの目が辛く、ご両親は精神的にとても大きな苦痛を受けた。
開廷前、廊下の長椅子に腰掛けたお父さんは、
「テレビに出ちゃったから・・・あれがなぁ、まずかった・・・」
と、力なく話して下さった。鬱状態だというお母さんは判決の今日、傍聴に見えていなかった。
前回の初公判の時には姿があったので、そのことを聞くと、
「とても耐えられないんですよ。寝込んじゃってます。」
お父さんはそう答えてくれた。
今日も、どこかで、ブン屋どもによる人権蹂躙が罷り通り、罪もない人たちが苦しんでいる。