宣言案



私たちは大麻が大好きです。

古来、我が国では、皇祖神天照大御神のお札を神宮大麻と呼び、現在の皇室神事においても用いられるように、麻は、とても神聖なものとして扱われてきました。
同時に、麻は、我が国にとって縄文の昔からの栽培作物でもあります。

大麻が、アルコールやタバコよりも毒性が低いことは、世界保健機構(WHO)によっても臨床調査され、報告されています。
医薬品としての効能も世界的に認知され、臨床に用いている国や地域も多数あります。

大麻取締法は、先の敗戦後、占領国米国が、在日米軍兵を取り締まる目的で立法化したものです。
 
敗戦後、大麻は「麻薬」であるという偏見が政治的な都合で流布され、現在も厳しい取り締りが行われており、毎年約1300人もの逮捕被害者を生み出しています。
一方、大麻による暴力事件や殺人事件はこれまで1件も報告されていません。

逮捕された者は、大麻に偏見を持つ人々の蔑視に晒され、解雇や退学処分などで生活基盤を失うことすらあります。
 
大麻取締法による被害者は、逮捕された者本人とその家族です。

犯罪と呼ぶに値しない大麻での逮捕は人権侵害そのものであり、極めて不当な権力の濫用です。
 
私たちは大麻取締法の撤廃を求めます。
それは大麻で逮捕された者の名誉回復のためでもあります。

私たちは、大麻が大好きです。
 
私たちは、大麻精神に則り、正々堂々、愛好者の、愛好者による、愛好者のための活動を行うことを誓います。


2003年 夏
 

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