今回、私が逮捕されたのは、予測できたことでした。
逮捕される前から、弁護士を誰に頼むかなど、おおまかな話は決めてありました。
子どもたちには、大麻について日頃から話していました。
もし逮捕されることがあっても間違っているのは法だ。
本当のことを知らない者が嫌なことを言ったりするかもしれないけど、
何も恥ずかしいことはないから、無知と思って黙殺してればいい。
それにしたって、やはり、ひどい思いをさせてしまいました。
それがもし予測もしない突然の逮捕だったら、
もし、何も知らないとすると、親や兄弟のショックは相当のものです。
そんなとき、大麻の事実、必要であれば大麻取締法の問題点などを、
ご家族や兄弟、あるいは国選弁護士に説明する情報支援があれば、
逮捕被害者の支えになるのではないかと思い、
「大麻取締法被害者センター(THC)」を作ろうと思って準備中です。
名前は略称をTHCにこじつけるため大げさですが、
できることは限られています。
電話やメールで話を聞いて、知っていることをお伝えする。
ただそれだけです。
でも、逮捕された者にしか分からない辛さもあると思うし、
痛みを共感できる存在は支えになるかもしれません。
大麻取締法による逮捕で困っている人にとって、
何らかの励ましになればと思います。