はじめに 2003.05.26.
大麻でパクられるなんてゴメンだ。
らもさんは、「こんなことで逮捕されるほどばかばかしいことはない」と法廷で証言したそうだが、まったくだ。
パクられたらヤだな、という思いはいつもあった。だから、パクられないようにやっていようと思ってきた。
だが、実際にパクられるとどんな酷い目に遭わされるか。
いろいろな事例を身近に知るにつけ、権力への怒りが沸騰してきた。
逮捕されずに堂々と栽培するにはどうしたら良いか。
現制度下では免許を取るしかない。
だが、免許を出さないのが現権力の方針だ。
だったら、嗜好目的で免許申請し、却下されても異議申立を行い、行政と係争関係を作り出し、その間、栽培を公然と行ってしまってはどうか。
免許のない段階での栽培は違法だと言ってくるだろうが、個人が嗜好目的で栽培することを認めない制度自体が憲法違反なのであって、それを指摘して異議申立をしている以上、私が自分の権利を保護する目的で行政上の決着を見るまで栽培を行うのは当然のことだ。
順法精神に則って制度上の手続をしている段階、行政的に決着していない段階で逮捕するのは不当だ。
大麻免許は年ごとの申請だ。年の初めに免許申請を出し、行政当局と係争関係を作り出し、異議申立てを繰り返しているうちに稔りの秋になるだろう。
全国各地で、当局も知らぬ間になんだか申請や異議が相次いで、愛好者たちが公然と栽培を始めてしまえば事実上の解禁になるのではないか。嗜好目的でなくても、それぞれの目的で。
警察が来たら堂々と言おう。
「免許を申請しており、当局と係争中です。不法に栽培しているのではありません。おまわりさんもボクの大麻が盗まれないように時々パトロールして見張って下さい。」
目には目を。制度には制度を。
麻の復権はやまとこころの復権であり、前の戦争でやられた米国に対する敗者復活戦でもある。
大麻取締法と国家権力。相手にとって不足なし。