イスラエル: 保健省が医療大麻の許可基準を拡大へ
2009年12月2日 - イスラエル、テル・アビブ

イスラエル、テル・アビブ: イスラエル保健省は、許可を受けた患者による医療大麻の栽培と使用に関する基準を拡大するよう、議員らによる指示を受けた。
先週エルサレム・ポスト紙が報じた。

同紙によると、イスラエルの現在の法律では「癌や多発性硬化症、その他の疾患による深刻な痛みを患っている患者は、保健省の許可を受けて、喫煙により痛みを軽減するため大麻の株の供給を無償で受ける事ができる」とされている。

イスラエルでは推定700名の患者が医療大麻の使用許可を受けており、その大麻はただ一つの民間企業による『非営利な慈善事業』として提供されている。
政府が検討中の新たな規定では、認可を受けた大麻生産者の数が5社または6社に拡大されるものと見られている。

今年の始めに、テル・ハショメールにあるシバ医療センターは、許可を得た患者に自己の責任において大麻の投薬治療を行うイスラエルで最初の病院となった。

イスラエル政府は1999年に医療大麻の最初の限定的な合法化を行なった。

カナダ連邦政府およびオランダ政府もまた、医療目的での大麻の生産と供給を許可するに当たっての基準を定める法律を制定している。

より詳しい情報については、NORML 副事務局長アレン・セント・ピエール(202) 483-5500 にお問い合わせ下さい。

Source: NORML NEWS
Israel: Health Ministry To Expand Medical Marijuana Regulations
December 2, 2009 - Tel Aviv, Israel

翻訳とコメント by PHO
私がイスラエルのニュースを見たのは初めてだが、アメリカによる影響を強く受けていると想像される同国でも、既に 10 年も前から医療大麻が解禁されていたようだ。アメリカの顔色を伺っての事なのだろうか、その法律では用途を「痛みの軽減」に限っている事や大麻の生産者の上限を規定しているなど十分なものとは言い難い合法化ではあるものの、今回のように段階的に規制を緩めて行く方針なのであろう。イスラエルの今後に期待する。

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