予測もしない突然の逮捕。
何も事情を知らなかった家族には、言葉にならないとても大きなショックであり、心の傷は相当に深いものです。
無神経なマスコミに辛い思いをさせられることもあります。
逮捕と同時に解雇されることも少なくありませんから、ご家族は一瞬にして生活の基盤を失うことにもなりかねません。
何の問題もなく日常生活を送りながら、単に自分で使うための大麻を栽培・所持していた場合など、誰かを傷つけたり騙したりといった意味での被害はどこにも存在せず、 人道的な意味では全く何の罪も犯していないことを、ご家族や親しい方にはまずご理解頂きたいと願っています。
過ちはただ一点、逮捕されてしまったことだけではないでしょうか。
近年の科学的な研究は、大麻にはカフェインと同程度の「毒性」しかないことを証明しています。大麻を使用した本人にとってもその程度の「害」しかないのです。
医学的分野では、多数の研究機関が、大麻にはさまざまな疾病に効果があるという研究結果を公表しています。薬として販売している国もあります。
個人使用目的の大麻所持が非犯罪化されているポルトガルで開催されたサッカーのユーロ2004大会開催中、警察は、フーリガンのアルコールによる暴徒化対策に力を入れる一方、大麻の喫煙に関しては公式に黙認したのも記憶に新しいところです。
大麻は、医療面からも、産業面からも、環境面からも注目されている素材なのです。
大麻については、事実ではない、誇張・捏造された情報がまだ日本では一般的に信じられています。公教育の場で、マスコミを通じて、誤った情報が社会に流布されています。
厚生労働省は大麻の研究を行ったこともなければ、大麻有害論を裏付けるデータを持ってもいません。
できるだけ小さなダメージでこの災難をやり過ごしましょう。
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