大麻を吸って新しい意識の扉を開こう

投稿日時 2009-01-16 | カテゴリ: 桂川さん裁判

桂川さんの手紙に、次の一文があった。

なぜ私が「控訴までして裁判を闘ったのか」の質問には、「15年前に初めて大麻で検挙された時、談合のような裁判に同意してしまったことに忸怩たる思いがあった」と答えました。

桂川さんは、15年前に検挙された際、裁判で徹底して闘わなかったことを、悔いていた。だから、敢えて再び逮捕されるような行為を選択したのだと思う。徹底的に司法の場で国家権力と闘うために。自分で吸うだけなら、桂川さんは既に厚労省に押しかけて、大麻免許を勝ち取っていたから、敢えて闘う必要などなかった。だが、桂川さんは、自分だけOKになれば良いという話ではないと、わざと免許の更新の際、自らの神経痛の治療の目的で大麻を喫食すると書き、申請が却下されるようなことをした。

2度目の逮捕前、私は、へたくそではあるが、桂川さんのウェブサイトを作った。大麻取締法のまやかしを衝き、大麻の合法化を主張するサイトになるだろうと思っていたが、桂川さんはそれに満足せず、再びの逮捕と、再びの法廷闘争を招こうとしていたのだと思う。

「大麻を吸ってこの国の役人達の欺瞞を見抜こう」

桂川さんの部屋で大麻を吸いながら、そう題されたエッセイ原稿を預かったとき、ボク、正直に言うと、ビビリました。写真を掲載するだけでも怖かったのに、「私達はより多くの人に大麻を教え、より多くの人と大麻を吸っている」と書いてあった。こりゃー逮捕されることになるな。確信的な予感がありました。

「こんなこと、書いちゃっていいんですか? パクられますよ」

ビビってそう言うと、煙を吐きながら、

「来るかなあ。言論の自由だろう。」

「言論だけなら自由だろうけど、そのまんまじゃないですか」

桂川さんは腕を組んで目を瞑り、しばしの間をおいて、目を開け、言いました。

「いいよ、やろう。そのまま出しといてくれよ。」

「逮捕されることになりますね。」

私の不安を笑い飛ばすように、桂川さんは言った。

「いいじゃねーか、いっぺんくらい。経験しとくもんだ。」

これは、俺が試されてるのでもあるな。そう思いました。チキンレース。

「闘おうって奴がいなかったんだよ」

そうも仰っていました。素晴らしい大麻をたくさん頂いていたし、桂川さんの思想と実践、度量と男気に魅かれてもいました。だから、退くわけにはいかなかった。

仮釈放に影響があるといけないと思い、控えていましたが、「ネットの準備をしておいて下さい」とも書かれていたので、桂川さんのサイトを復活します。



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