官僚の天下りや「渡り」が問題になっている。
安倍政権下で改正された国家公務員法で天下り斡旋は禁止され、3年間は経過措置として再就職等監視委員会が承認した場合に限って認められることになっていたが、その法律をひっくり返すような政令を、麻生政権は官僚の言いなりに発令した。もう全く無法状態の霞が関だ。
財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センターも厚労省の天下り先のひとつになっていて、前の糸井専務理事も、現在の冨澤専務理事も、元は厚労省の官僚で、天下り先を渡り歩き、何度も莫大な退職金を掠めている。国民の役に立つ仕事をしっかりやっているならまだしも、この腐りきった元官僚たちは、自分がおいしい思いをすることが目的なので、仕事はデタラメだ。何ら医学的な根拠もない、15年前のアメリカ製薬物標本レプリカの説明書を、我が国の公的なドラッグ情報として恥ずかしげもなく国民に周知教育していることが何よりの証拠だ。
「ダメ。ゼッタイ。ホームページ」は、国民の税金で作られたものだ。ところが、以前はまともに表示されてすらいなかった。2007年2月24日に『「大麻」でググると出るオバケ』として書いたが、当時Googleで「大麻」を検索すると、このようなオバケが4位にリストされていた。
これは「ダメ。ゼッタイ。ホームページ」だった。
表示がおかしいことを私は糸井さんに教えてあげた。サイト内の画像もサイズ指定が間違っていたりして、それも教えてあげた。
最近、THCの英語サイトを更新した際、ダメセンの英語ページにリンクしようと思ってアクセスしたら、英語サイトなのに、ページタイトルが日本語であることを発見した。
ダメセンのサイトのトップページに、「DAPC INFORMATION (ENGLISH)」というリンクがあり、それをクリックすると英語ページに飛ぶ。英語ページは多数用意されているが、どこを見ても、ページタイトルは『薬物乱用防止「ダメ。ゼッタイ。」ホームページ』になっている。おまけにこれらのページは言語指定もされておらず、とても多額の税金を投入して制作されたウェブサイトだとは思えない。予算だけ確保して、いったい何に使ってしまったのやら。天下りの渡り、おぬしもワルよのう。
ニッポンの恥さらし。「ダメ。ゼッタイ。」なホームページである。
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