第52会期国連麻薬委員会について外務省に聞く

投稿日時 2009-02-19 | カテゴリ: 外務省との対話

3月11日から20日までウイーンで開催される第52会期国連麻薬委員会で、日本政府はどのような姿勢で臨むのか、昨日、内閣府への電話取材に続けて、外務省の国際組織犯罪室に電話で聞いた。
昨年の同委員会にも出席した本内氏に話を聞くことができた。

Q:50会期ではアルゼンチンと共同で決議案を出しているが、今度の52会期では日本政府として何か決議案などを提出する予定はあるでしょうか?

A:まだ具体的な話は伺ってないんですけれども、各省庁さんに出される予定があるのかどうか、照会している状況です。

Q:もう一ヶ月切ってますよね?

A:そうですね、はい。

Q:いつ頃にはっきり分かるでしょう?

A:(国連麻薬委員会の)事務局に決議案の提出が可能なのは、3月16日の正午まで提出可能なんですね。

Q:え?3月16日?

A:そうです。もう始まってるんですけれども。それが最終的な締め切りなんですね。各国、そういったタイムスケジュールで動いておりますので。

Q:そうなんですか、じゃ、始まってからなんですね。

A:そうです、通常会期が始まる正午までが締め切りということですね。だいたい毎回そんな感じなんですね。

Q:そうですか。それとですね、最近の報道で、CNNとかウォールストリートジャーナルに、中南米3カ国、メキシコとコロンビアとブラジルの元大統領が大麻の合法化を提言したという、これ2回目になるんですけれども、その前に政府高官のレベルでも1年以上かけて・・

A:大麻の合法化ですか?

Q:そうです。中南米3カ国の元大統領が提言を出してですね、アメリカとかEUにもそれを提言するという報道があったんですけど、日本政府には?

A:いや、そういった働きかけは受けてないです。

Q:ないですか。そうですか。

A:ええ。

Q:それは窓口は外務省ってことになりますよね?

A:おそらくそうなると思うんですけれども。

Q:その報道はご存知ないですか?

A:そうですねえ、この件について私は個人的には知りませんでしたが。

Q:そうですか、じゃメールでご案内させて頂きたいので・・

A:あ、いいですいいです、あのー・・

Q:そう仰らずに(笑)

A:いえ、ネットで探せますから大丈夫です(笑)

Q:そーですかー?お送りしますよー?

A:いいですいいです、大丈夫です、ネットで検索可能ですから(笑)

Q:あーそーですか。で、じゃあ、日本政府としては(国連麻薬委員会に)提言などについては、まだはっきりしていないわけですね?

A:はい、特に今のところ。

Q:出席される方はもう固まってるんですか、日本政府としての?

A:いま関係者に確認しているところです。

Q:じゃあまだちょっとぼんやりしてる状態ですね。

A:そうですね、まあ大体、毎年と同じように各省から構成される代表団として出席するということになるかと思いますね。

Q:そうですか。じゃあ、ぜひ、さっきちょっとお話した中南米の動きとか、報道にはアメリカとEUには提言するって書いてあったんですけど、日本政府にって書いてなかったので、日本政府にもしてくれと思って期待してたんですけど・・

A:アハハ、そうですか。

Q:ぜひチェックして頂いて。

A:ハイわかりました。

Q:お忙しいところありがとうございました。

第52会期の国連麻薬委員会では、これまでの10年の国際的な麻薬取締政策について総括され、今後の10年の取り組みについて議論されるようだ。

州法によって合法化された医療大麻について、連邦政府の介入を終結すると公式に明らかにしたアメリカ。個人的な大麻使用の非犯罪化が加速している欧州。政府レベルでの検討を元に、元大統領たちが大麻の合法化を提言し、それをアメリカやEUに提言するラテン・アメリカ。
日本のマスコミや支離滅裂な反大麻論者は世界を見ろ。ば~か。

※取材音源はサポーターエリアにアップしました。





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