漫画実話ナックルズ 2009年5月号 【今週のマスコミよかった大賞】

投稿日時 2009-03-17 | カテゴリ: 今週のマスコミよかった大賞

漫画実話ナックルズ 2009年5月号 漫画実話ナックルズ 2009年5月号
日本政府に告ぐ 医療大麻を解放せよ
あるクローン病患者が戦う「大麻合法化裁判」の行方


クローン病を患う成田さんが医療大麻裁判へ行きつくまでを漫画にしたものだが、これを読むと「大麻取締法」っていったい何のための法律だろう。何をいったい取り締まる法律なんだろうってつくづく思う。取り締まってる方もちゃんと説明できるのでしょうか。
つまりね、この話はこういうことなんですよ。ちょっと昔話風にやるとね。
むかし、むかし、あるところに成田賢壱という翁がおったそうじゃ。翁は深い病をわずらっており、体の苦しみのため毎日うんうんとうなっておったそうな。
ある時、サムイという裏山に登ると、そこで不思議な仙人に出会ったそうな。仙人は成田の翁に「この葉っぱを吸いなさい。」と5本にとがった緑の葉っぱを見せて、それを燃やし煙をたいたそうな。翁がその煙を吸うと、あら不思議、痛みがすっかりとれ、たちまち体に力がもどってきたそうな。
それからというもの、翁は体が苦しくなると、仙人にもらった葉っぱを吸って幸せにくらしたそうな。めでたし、めでたし。

と思ったら、警察が乗り込んできて、逮捕されて牢屋にいれられました。めでたくなし、めでたくなし。

ここでいうと、この法律、大麻取締法はどういう作用、役割をするわけ。全然だれも幸福にしてないよ。大麻は、ここではクローン病を患う成田さんが、自分でサバイバルしてつかんだこの病気に最も効果ある治療法じゃない。それを取り上げ、犯罪者にして逮捕してしまう。いったい、これはこの世のしくみとして正解なのですか。

法律とは人間がお互い幸せに生きるために作った最低限の決め事なんでしょ。法律をぶんぶん振りまわせる立場にある人、慎重になってほしい。原点を見つめなおしてほしい。人間があって、法律があるということ。法律は今や強大なパワーをもっています。法律を正しく使うことはマニュアルどおり使うってことじゃないと思います。人の心を反映させて使うってことだと思います。

クローン病を患う人は日本に2万人だそうです。他にも多発性硬化症、HIV、アルツハイマー、うつ病、てんかん、気管支喘息、パーキンソン病など多くの難病患者が今後、大麻に一筋の光明を見出していくでしょう。
その時、法律を使う方は、その使い方を間違わないでほしい。医療大麻の合法化は海外ではすでにはじまっています。今年の1月、アメリカのオバマ大統領も連邦政府は今後医療大麻を取り締まらないことを決めました。
日本でも、医療大麻の合法化への第一歩がはじまったのだと思っています。





大麻報道センターにて更に多くのニュース記事をよむことができます
http://asayake.jp

このニュース記事が掲載されているURL:
http://asayake.jp/modules/report/index.php?page=article&storyid=1140