週刊アサヒ芸能 4月2日号 【今週のマスコミよかった大賞】
本バカにつける薬 注目作家に聞く
長吉秀夫 大麻入門 幻冬舎
本の内容は、タイトルごとくまさに大麻とはどういうものかという入門書だそうです。最近世間を騒がしてる大麻事件の大麻とは実は、昔から衣類や紙とかに使われてる麻のことなんですよってなとこからはじまるようでして。
全くその通りですね、自然に草として生えてきて、それを乾かしてたばこのように吸うだけ、これが大麻ですよね。そんだけ。
で、葉っぱはだめだけど、衣類とかの原料の茎はOKとか、大麻取締法でいえば、所持は罰せられるけど、使用罪はないとか、なんか矛盾だらけです。
だいたい、取り締まってる理由があいまいで、いまだに明確なものが出てない気がします。 長吉さんも、大学生で大麻に手を出した人というのは、ただの愚か者というわけでなくて、世界事情に明るく、環境についての問題意識をしっかりもってるような人だと思うと言ってます。
大学生ももうわかってるんですよね。大人がちいちゃい子に、ケーキとかにがくてからくて体に悪いから食べちゃダメなんて言ってるようなもんですわ。
インターネットがこれだけ広がって、だれでも簡単に情報が手に入れられる世の中、理由なき取締なんて長く続けられるわけはない。
長吉さんも言ってます。大学は生徒を集めて大麻に手を出してはいけませんとお説教してるんじゃなくて、ディスカッションの時ですよ。ちゃんとした情報を並べて、教師と生徒で何がよくて何が悪いのか議論しなさいって。そんなのが、大学での教育って感じじゃない。
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