チャリファナ青春旅行記(4) ニュージーランド編

投稿日時 2009-04-04 | カテゴリ: チャリファナ青春旅行

map00年3月1日、オーストラリア・シドニーから、ニュージーランド・クライストチャーチへとフライトすると、税関で別室に呼ばれてしまった…。葉っぱとかの疑いじゃなく、テントや自転車に、変な虫の混じった土が着いてるとマズいらしく、そういう物のチェックでした。
クライストチャーチで数日間準備をし、NZ南島南端に向かって走り出した。
01日本の北海道と本州ぐらいの国土に、人口400万人の、のどかな島国なのだが、キャンプ場の充実度は世界一だろう。水洗トイレ、シャワーはもちろん、火器もあるキッチンに、TVもあるリビングまであるのが普通。これでテントなら数百円。雨の日には、千円ぐらい出せば、バンガローみたいな小屋にも泊まれる。交通量も少なく、運転マナーも日本より格段に良く、今までに走った中では、世界一自転車旅行のし易い国だと思う。
こうして、キャンプ場を泊まり歩きながら南下して行き、最南端の町・インバーカーギルでもキャンプ場にテントを張って宿泊していると、夜中、目が覚めると凄い風でテントが吹き飛ばされそうな状況…。
身体で必至にテントを押さえ、風が弱まった隙にテントを撤収して建物に非難しようと思っていたが、「バキっ!!」風が弱まる前にテントのポールが折れてしまった…。ここはアウトドア大国ニュージーランド。そのテントはあきらめて捨てたが、翌日、市内のキャンプ用品店で新しいテントを買うことができた。

新しいテントを持って、南端から北島まで、今度は北上開始。ミルフォード・サウンドなどを見物し、山の中の変な道を通ったりしながら、観光地・クイーンズタウンへ。
02この地は、アトラクションとしてのバンジージャンプの元祖!前々から一度やってみたかったので、クイーンズタウンに着いたら絶対やろうと思っていた。そしていよいよ、現地に向かい、受付をして橋の上に。

足首にロープを巻かれ、

「マジかよ…こんな所から飛び降りるのか…」

と躊躇するものの、

「5,4,3,2,1」

とカウントダウンされてしまってる。
スタッフの掛け声に押されて飛び降りると、すっげー気持ち良い!!極上の脳内麻薬でキマってたんでしょうね。。調子に乗って、43mの「カワラウ・バンジー」と、100mの「パイプライン・バンジー」の2箇所で飛んだ。

南島の西岸は、特に人口密度の少ない地域で、クイーンズタウンを出てからは、寂しい町を泊まり歩く。氷河を見れるという村もあったが、どう見ても雪渓ぐらいのものだった。
そして、北島へのフェリーが出ている、ネルソンの町までたどり着いた。キャンプ場にチェックインし、フェリーのチケットを買いに向かう。

フェリー乗り場の隣の公園でオッサンに「火を貸してくれ」と言われてライターを差し出すと、「お前から吸えよ」とジョイントを差し出された。シドニーではスパスパ吸い過ぎて失敗したので、今度は恐る恐る吸ってみる。と、公園で寝っころがるのが、何とも良い感じ。一時間ほど休んで、公園職員っぽいオッサンは仕事に戻り、私はチケット売り場に。ただでさえ英語は下手なのに、キマってて何言ってるのか訳分からなくなりつつ、ウェリントン行きのフェリーチケットを購入できた。

03フェリーで北島に渡り、ゴールのオークランドを目指す。NZ北島には、何と温泉もある。ロトルアという町が温泉で有名だが、他にも何箇所かあるらしい。ある町では、「Clothes Free」で、温泉のあるキャンプ場があった。服は着ようが、全裸だろうが自由なのである。ワクワクしながらチェックインするが、閑散としてるし、みんな服着てるよ…。そりゃそうだ。4月下旬のNZは秋も深まり、服を着なきゃ寒い。良かったのは、他の温泉では水着着用で入るのが普通だが、ここでは裸で温泉に入れる。日本の温泉と雰囲気は違うが、裸で温泉に入り、オッサンと話したりするのは、良い感じだった。若い女性は見かけなかったけど…残念!
NZ北島は中央部を突っ切り、NZ最大都市のオークランドに到着。資金に余裕があれば、またオーストラリアに戻ろうかとも思っていたが、今回はここから帰国し、また働いて新たな旅に出直すことにした。

00年5月下旬、オークランドから成田空港に帰国。大学時代の友人が迎えに来てくれ、空港内のレストランで天ぷら定食を食べた。しばらく日本を離れていて帰国したときの、最初の食事は格別に美味い。日本では吸わない私が、海外に出て久々に吸った一服のようだ(笑)。そして、日本語が通じるのである!店員がみんな日本語を話し、日本語のTVを見られるのが妙に嬉しい。

北米編に続く





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