泥酔した芸能人が、未明の公園で裸になって騒ぎ、警察に、保護ではなく、逮捕され、家宅捜索まで行われたという。
テレビはほとんど観ないので、ネットで知ったが、各局のサイトをみると大事件でも起きたかのような大騒ぎだ。NHKもニュースのトップ項目として扱ったという。
同じ23日、衆院では「海賊対処法案」が可決され、日本軍(自衛隊)を海外に派兵する場合は国会での事前承認を要件とするよう求めた民主党の修正案は否決された。
24日には、警察・検察の横暴に歯止めをかけ、冤罪を防止するうえでも重要な、裁判員制度とも密接な関係がある、民主党提案の「取り調べ可視化法案」が参院で可決された。だが、これまでのように、衆院では政権与党によって否決される見通しだという。
マスコミはどのような情報に重点を置いて報道するべきか。私たちの国や社会にとって、優先的に議論すべきは何か。
マスコミにおけるジャーナリズムは既に目も当てられないほど崩壊している現実。情報を受け取る側の国民のメディア・リテラシーが問われているのは、大麻取締法問題だけではない。
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