成田君の裁判について

投稿日時 2009-07-14 | カテゴリ: 成田賢一さん(医療目的主張)

自らの難病、クローン病の治癒目的で大麻を所持していたのだと主張して、裁判で闘っている成田君の弁護士と、昨日、電話で話しました。
東京地裁で開かれている公判は、既に4回を終えており、状況は極めて不利なまま推移しています。そこで、少しでも有利な展開に反転攻勢するため、今後の公判の戦略について、成田君の依頼で弁護士に私見を伝えました。
これまでのところ、大麻取締法第4条で大麻の医療的施用を禁じている違憲性について、明確な主張が足りないように思われるので、その焦点化と、医療大麻裁判を最高裁まで闘って、一定の言質を司法から引き出した前田さん裁判の判例を土台とし、新たに国内の研究者を証人として申請すること、また、同時に、厚労省の怠慢と行政的な不作為についても論証するよう、弁護士に意見を伝えました。

弁護士は、検討に値する意見だと受け止めてくれたようで、次回に向けて考慮したいとのことでした。

成田君の裁判は、起訴内容からして、国選の弁護士で対応しても、充分に執行猶予を取れるものですが、せっかく捕まったので?、敢えて医療大麻について主張する公判を選択しました。公判を進めるうえで、いろいろと経費もかかりますが、なかなか思うに任せないようです。自らの治療に大麻を使うことを、刑事罰で取り締まりるのは不当だと主張する、成田君の裁判を支援して下さる方、ぜひカンパしてあげて下さい。

三菱東京UFJ銀行
池袋西口支店
普通預金 5163674
ナリタケンイチ

成田君自身のサイトには、これまでの公判の経過について、あまりにも情報が不足しており、どのような推移なのかよく分かりません。その点を指摘したところ、冒頭陳述から第4回公判までの記録を、近日中に公開するとのことです。まったく至らぬ点が多々目につく若造ではありますが、暖かい目で見守り、具体的な支援を読者のみなさまにお願い申し上げます。

医療大麻解放戦線





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