NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏の横柄な対応

投稿日時 2009-07-25 | カテゴリ: NHKの大麻報道との対話

今月16日、NHK総合の「ニュースウオッチ9」、及び同局のネットニュース「国際」に、『米 大麻合法化で税収増の試算』と報道があった。その内容に明確な誤りがあった。
既にネットの記事も削除されているのでアクセスできないが、次のように書かれていた。

大麻について、アメリカの連邦法は、医療用などの目的を除いて、所持することも使用することも原則として禁止しています。その一方で、厳格な取り締まりは行われてこなかったのが実情で、ことし2月には、北京オリンピックで金メダル8個を獲得したアメリカ競泳のフェルプス選手が、大麻の吸引を認めたことが問題となるなど、若者を中心に大麻の使用が広がっているとみられています。

アメリカの連邦法では、今も医療用の目的で大麻を所持することは禁止されている。大麻はヘロインと同じスケジュール1に区分され、医療的な価値がないとされている。アメリカでは州の自治権が強いので、13州が医療目的の大麻を合法化しているが、これまではそのような州で合法化された医療大麻についても、連邦政府が介入・弾圧してきた。オバマ政権になって、ようやく連邦政府は州で合法化された大麻について介入しない姿勢を明確にし、医療大麻合法化の動きが多くの州でますます顕著になってきているというのが実際のところだ。

アメリカでは大麻の取り締まりが厳しくないと、日本では一般的に思われているようだ。確かに、大学生が少量の大麻を所持していたことをニュースのヘッドラインで扱い、その学生をマスコミがよってたかって晒し者にし、将来を踏みにじるような、どこかの後進国のような異常な厳しさはないとしても、カナダや中南米、欧州諸国に比べたら、米国の大麻取り締まりは厳しく、2007年には全米で87万人以上が大麻で逮捕され、それは薬物事犯で逮捕されたケースの半数に及ぶ。そもそもアメリカ連邦政府こそが大麻弾圧の震源地だ。

NHKが報じた『大麻について、アメリカの連邦法は、医療用などの目的を除いて、所持することも使用することも原則として禁止しています』というのは明白な誤りである。また、『その一方で、厳格な取り締まりは行われてこなかったのが実情』といのも何を根拠に言っているのか分からない。
そこで、このニュースが報道された翌日の17日、NHKに電話で訂正を求めたところ、メールフォームから送信してくれとのことだったので、そのようにした。しかし、自動応答の受付メールが届いたのみで、その後、回答がない。どうなっているのか、改めて電話で確認した。

NHKのサイトには、視聴者対応窓口として『みなさまの声にお応えします | 電話によるご意見・お問い合わせ』というページがあり、視聴者コールセンターの電話番号が書かれている。そこにかけたところ、受付の女性が出て、17日に電話で問い合わせ、指示に従ってメールでも問い合わせた経緯を説明した。しばらく待たされ、女性が言うには、自動応答メールに受付番号が書かれているので、その番号を明記して改めてメールで問い合わせてほしいと言う。おかしいではないか。既に電話で訂正を求めて、指示の通りにメールでも誤りを指摘しているのだ。それがどうなっているのか訊いているのに、また同じ内容をメールで送れと言う。で、また放置され、電話し、さらにメールで問い合わせろという話になるのではないか。担当につなげてほしいと言うと、さらにしばらく待たされ、視聴者コールセンターの責任者を名乗る松崎氏という男性が出た。

私「私、大麻取締法変革センターの白坂といいます。」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「概略は伺っております」

私「ああそうですか」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「メールでお問い合わせ下さいとお願いしたんですけれども、それでご納得頂けないということで聞いておりますけれども」

私「いや、メールで送ったんですよ。16日のニュースで、17日にまず電話をしたんですけれども、上の方という方が出られて、電話でお話したら、じゃその旨メールで下さいっていうことで、メールフォームかお送りしたんです。で、それきり音沙汰がないので、もう日にちも経ってますし、どうなってるのかと思って電話をしたんです。そしたらまたメールで下さいってことなんで。」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「そうですね。基本的にはそうです。」

私「え、だって、返信くれてからなら、こういうふうな対応をします・・」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「いやあのー、メールで再度催促はされたんですか?」

私「は?」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「何日に送ったんだけども、その返事が来てないんだけど、と」

私「それを今電話でお伺いしたんです」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「それをメールでお願いしますと申し上げております」

私「たらい回しと同じじゃないですか。対応もしないうちにもう1回メールよこせってことですか?」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「いやですからメールについてはメールでお問い合わせ下さいというのがなんでたらい回しになるんでしょうか」

私「まずそちらが・・」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「(私の話を遮り語気を強めて)メールのことについて電話でお問い合わせ頂いても、それはお応えしかねます」

私「どういう対応をするかって返事をするのが先じゃないですか?こちらはすでにメールで送ってるんですよ、既に」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「メールで下さいって申し上げてるんです。ですから、メールの内容によってはですね、現場の担当者が、どういうふうな内容を送って頂いて、担当者がどう判断したかというのもありますので、それは改めてメールで送って下さいということです」

私「ずいぶん横柄な対応ですね」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「何をもってして横柄とおっしゃるのか分かりませんけど」

私「こちらは既にもう電話して、メールでくれって言うからメールでお送りしたんですよ?そのことについてどう対応するのかメールなりで回答して頂くのが先じゃありませんか?」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「ですから、メールで」

私「じゃ、もう1回メールで送って下さいってことは、こちらが催促しないと対応しませんってことですか?」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「内容に拠るんですよ、ですから」

私「内容によっていうのは・・」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「(言葉を遮って)どのような内容でお送りになったのか、回答できないような内容であったりですね、意味が分からなかったりすることもありますので」

私「過ちを指摘してるんです。過ちを指摘して、そのことについて訂正して下さいというメールです。それは調べて頂ければ・・」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「(話を遮って)回答を求めらたんではないんですか?」

私「回答を求めましたよ、もちろん、訂正して下さいということで」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「それは回答して下さいということではありません、訂正して下さいというのは一方的な意見になります」

私「じゃそういうことについて・・・」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「(話を遮って)回答が必要であれば、回答を頂きたいと、あるいは回答を寄こせと」

私「過ちを指摘してるのに・・」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「ご意見なのか、その指摘が正しいのかどうかも分かりませんので」

私「だから、それを・・・」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「ご自分が正しいと思ってらっしゃるその指摘が、果たしてそれが一般的に間違いなのかどうなのか、それも含めてですね・・・」

私「(言葉を遮って)具体的な話をしましょう、私は・・・」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「(言葉を遮って)いや、もしもし、ですから、それはメールでお願いしますと再三申し上げております。電話では対応しかねます」

私「メールで送ったんですよ、そもそも」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「だから、メールでもう一度催促してみて下さい、いついつ送ったメールに返事がないと、それについてどうなっているのかとお送り下さい」

私「担当の方にはつなげて頂けないんですか?」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「そうです。メールでお願いします」

私「まーたずいぶんなんだか上から目線の横柄な態度ですね」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「何をもってして横柄とおっしゃるのか分かりませんけれども」

私「こちらはそもそも誤りを指摘してメールしてるんですから、それについてどう対応するとか、しませんとか、返事をするのが先でしょう」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「それはメールでお問い合わせ下さいと申し上げているんです」

私「おかしくないですか、言ってることが」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「どちらがおかしんでしょうか」

私「そちらがおかしいでしょう、こちらが誤りをメールで指摘してるのに、そのことについて対応もしないでおいて」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「対応しないでおいてというのが・・・」

私「(言葉を遮って)で、またメールを寄こせってことですか」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「ご指摘が正しいのかどうか」

私「でまたメールを送って、また知らんぷりして、で、またこちらから電話して、またメールで下さいって話になるんじゃありませんか、それなら」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「メールでお願いします。手紙でもけっこうです。電話での対応はしかねますというのが答えです。これ以上対応しかねますので。」

私「松崎さん、サポートセンターの責任者の松崎さんですね?」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「視聴者コールセンターの責任者です」

私「視聴者コールセンターの責任者の松崎さん」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「そうです」

私「私、大麻取締法変革センターの・・」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「(遮って)伺っております」

私「この対応も含めてネットで公開させて頂きますのでご了承下さい、じゃ分かりました」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「もしもし、白坂さん、これ以降の対応は電話ではしかねますので・・」

私「(言葉を遮って)おかしくないですか、誤った報道をしておいて・・」

NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏「(言葉を遮って)これで失礼します、以上です、これをブログに出そうがそれは勝手ですけども、そういったことをやるために電話対応しているのではありません、これ以上の対応はしかねます、以上です、失礼します」

切られた。
報道に明らかな誤りがあるので電話で指摘し、訂正を求めた。すると、メールで連絡してくれとのことだったので、そのようにした。それきり回答も対応もなく、どうなっているのかを電話で尋ねた。すると、どうなっているのかはメールで問い合わせろ、メールで催促しないのがおかしいというようなことを言う。電話では対応しかねるし、こちらの指摘が一般的に正しいかとどうかも分からないと言う。だから、それを調べて回答するのがNHK視聴者者コールセンターの仕事であり、公共放送NHKの責任ではないのか。今に始まったことではないが、なんという横柄な偏向放送局だろう。なーにが「みなさまの声にお応えします」だ。電話で対応できないなら、なんで「電話によるご意見・お問い合わせ」などと書いているのやら。メールフォームにしても、400文字までしか書けず、住所や氏名だけでなく、電話番号や年齢まで入力するようになっており、それだけの個人情報を取得しておきながら、誤りを指摘したメールについて黙殺しておいて、どうなっているのか電話したら、どうなっているのかもメールで再度問い合わせろと言う。言っていることがおかしくないですか、と問うと、「どっちがおかしい」と言い返してくる。どうなっているのか、対応するのかしないのか、調べたうえで回答するのが先ではないのか。

改めてメールフォームから以下の内容を送信した。納得がいかなければBPOへの提訴など、別途手段を講じる。

7月17日に送信した受付番号「497355」の件です。明らかな報道の誤りについて指摘し、訂正を求めましたが、どう対応するのか、しないのか、回答がありません。改めて電話でどうなっているのか尋ねたところ、責任者の松崎氏が実に横柄な対応をしたので、呆れ、驚きました。アメリカの連邦法が医療目的の大麻を所持を認めているという報道は誤りです。厳格な取り締まりが行われていなかったという報道も誤りです。誤りでないなら根拠を示して下さい。対応を含め、必ず回答を下さい。

こちらの指摘がどうなっているか訊ねているのに、調べもせずに横柄な態度で再度メールを寄こせというNHK。まるでダメセンの天下りの渡りの無責任な元官僚の専務理事と同じ体質だ。
「回答が遅くなり申し訳ございません。至急調べて回答のメールをお送りしますので、しばらくお待ち下さい」というのが筋だろう。誤った報道を訂正しないNHKに抗議しよう。具体的な行為が現実を動かす。具体的な行為しか現実を動かすことはできない。

NHK視聴者コールセンター
電話:0570-066-066
(受付時間:午前9時~午後10時(土・日・祝も受付)です。

尚、同ページには次のような断り書きがある。

 

視聴者コールセンターにお電話でご連絡いただいた際、お客さまからのご質問やご要望等を正確に把握するため、通話内容を録音させていただいております。録音した内容は6か月以内に消去します。

いいさ。こっちだって録音してる。今日の録音は次の通り(未編集。待たされている時間のほうが長い)。

●NHK視聴者コールセンター責任者松崎氏の横柄な対応(12分58秒 mp3 11.8MB

参照:NHKニュース『米 大麻合法化で税収増の試算』





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