厚労省監視指導麻薬対策課への申し入れ(1)

投稿日時 2006-06-15 | カテゴリ: 厚生労働省との対話

「ダメ。ゼッタイ。」センターの大麻の記述について、及び厚労省が所有している大麻関係のデータについて聞くため同省に電話したところ、監視指導麻薬対策課という部署に転送され、秋篠氏と話した。
秋篠氏は、私が逮捕されたときガサに来た元キンマ(近畿麻薬取締事務所)の捜査官(いわゆる麻薬Gメン)で、現在は異動になって同部署にいるとのことだった。
秋篠さんとは、逮捕された時にいろいろと議論を交わした。それを覚えてくれていたうえ、当方のサイトにも目を通して下さっている様子。誠にありがたいことである。


  「大麻精神病」とか「大麻痴呆症」の症例や統計データが欲しかったのだが、そのような統計はないとのこと。大麻に関する研究報告としては、平成10年に「依存性薬物情報研究班」が「大麻乱用」というタイトルの冊子を出しているそうだ。この冊子はシリーズで、「大麻乱用」はNo.9とのこと。研究は、同省の予算で専門の学者が行ったものだそうだ。


  「ダメ。ゼッタイ。」センターのサイトにある大麻の記述は今や原本もない薬物標本の説明書がネタ元で、同センターの責任者ですら出典を明らかにできない、記述の確認もできないようなものであり、内容を修正する必要があると思うので検討して頂きたいと申し入れたところ、今は担当者が不在だが、修正する必要があるかどうかを確認したうえ、回答を頂けることになった。調査に2・3週間ほしいとのこと。


  大麻規制のあり方についても話したが、やはりというか、立場の違いを確認したに留まった。
大麻に関するデータを厚労省がどの程度持っているのかを知りたくて電話をしたのだが、たいしたものはないことだけが分かった。
「ダメ。ゼッタイ。」の記述について確認してもらい、回答を頂けることになったのは収穫だった。






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