今日(8月1日)放送されたTBS「報道特集NEXT」という番組で、薬物依存に関する特集をするらしいと友人から電話があり、観ました。
ひどい内容でした。録画をしなかったので、機会があれば改めて具体的に指摘したいと思いますが、特集のうち、前半は大麻とは無関係でした。特集冒頭に大麻の葉の写真が映し出されていたので、予想はしましたが、後半は大麻バッシングを目的としたような恣意的なもので、見続けるのが苦痛でした。
特集に聖明病院とかいう薬物依存症に対応する専門医療機関が出てきましたが、そこの医師が、大麻が脳にダメージを与えるという話をしていました。あまりにお粗末なプロパガンダ特集で、TBSの報道がいかに低劣で、医学的事実を無視した体制翼賛的な御用組織に堕してしまっているかを証明するようなものでした。
このような大麻関連報道があると、検索エンジンで大麻をキーワードにネットを調べる人も多いようで、当サイトのアクセス数も増えるのが常です。そこで、我が国では御用報道機関がまったく伝えない大麻の医学的事実、海外の実情を、精力的に翻訳報道し、解説している、現代の「蘭学事始」、カナビス・スタディハウスから、大麻と脳に関する記事を急遽いくつか転載しました。TBSの報道特集を観て当サイトにアクセスして下さった皆さん、大麻バッシングを目的とした恣意的報道を鵜呑みにせず、どうか冷静に大麻の事実を知って下さい。
もちろん、あらゆる物質は無害ではありえせまん。ヒトの生存に不可欠な酸素だって条件によっては危険ですし、大麻もまた「無害」ではあり得ません。しかし、海外の多数の医学者・科学者たちは、大麻がアルコールやタバコほど危険ではないことを報告しています。急性アルコール中毒で命を落すケースはしばしばニュースになりますし、タバコの葉を食べると量によっては死ぬこともありますが、いくら大麻を吸っても、食べても、死ぬことはありません。
私たちは決して大麻がまったくの無害だとか、何ら規制をせずにチョコレートのようにコンビニで売っても構わないなどと主張しているのではありません。大麻にはアルコールとは全く異質の「酔う」作用がありますが、それは感性を繊細にするベクトルに作用し、アルコールのように意識が混濁することも絶対にありません。大麻を吸う環境や状況によっては、バッド・トリップと言われるような、不安や恐怖心に陥ることがあり得ますが、あくまでも自分が大麻を吸ってそのような精神状態になっていることを自覚し続ける「悪酔い」なのです。もちろん、朝から晩まで毎日大麻を吸うような生活をすれば、まともな生活を送れなくなるでしょう。それはアルコールでも同じです。少量の大麻を所持していたというだけで、マスコミで実名や顔写真を晒し、大学生であれば学籍を奪い、社会人であれば仕事を奪って、その個人の人生、将来、家族の平穏な生活を踏み潰すような警察権力のあり方はあまりにも過剰ではないかと訴えているのです。
現在の若者たちは、海外での生活を経験した者も多く、ネット時代にあって、実は大麻は覚せい剤などのように健康に多大なダメージを与えるものではないことを知っています。事実に基づかない「ダメ。ゼッタイ」は、報道機関や政府への信頼を損ない、それはつまり、日本という国家への信頼を損なう結果を招いているだけなのです。
既得権益に守られた第4権力としてのマスコミは、記者クラブや押し紙やクロスオーナーシップなどの問題を全く報道しませんが、それはジャーナリズムの死滅した現在のマスコミの真の姿であり、薬物問題の報道についても、行政権力と一体化したマスコミ権力の一側面を映し出しているだけなのです。
大麻は決して無害ではありませんが、アルコールやタバコほど人体に悪影響を及ぼすものではありません。むしろ、その医療的な価値と可能性が、海外では専門の研究機関によって次々と明らかになっているのです。カナビス・スタディハウスに膨大な情報があります。ぜひ、ご参照のうえ、自分の頭で考えてみて下さい。
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