2009年前半の6大噺 大麻は痲薬ではない

投稿日時 2009-08-04 | カテゴリ: 白坂の雑記帳

大麻ヒステリー』の著者である武田邦彦中部大学教授のサイトに、『2009年前半の6大噺 大麻は痲薬ではない』というエッセイが掲載された。

私が大麻の本を書くキッカケになったのは,「その人が犯した罪の何倍ものリンチが行われる」ということ,リンチをする人が「力のある大人」で,リンチを受ける人が「立場の弱い,そして将来,有望な若者」だったこともあった.

どこからか大麻の種を貰ってきて,それを下宿の中で育てる。それだけで逮捕され,大学を退学され,さらにマスメディアが追いかけて陥れる。

一体,その学生が何をしたというのか? その大麻という植物から痲薬成分を抽出し,集団で痲薬を使い,それで廃人が出たり,社会が乱れたというのか?

なにも起こっていない.ただ,「もし・・・,もし・・・,もし・・・」ともしが10ヶもつづいたら,それでも,もしかして日本社会が少し乱れるのではないかというぐらいだ.

それなら,ウソをついた社会保険庁の長官はなぜ逮捕されないのか,リサイクル品でもないものを「リサイクル品」と偽った環境大臣はまだ逮捕されない.

・・・・・・・・・

大麻は痲薬ではない.なぜなら,大麻は植物名であり,痲薬成分を含まない大麻はそこら中に生えている。そして,逮捕された学生の大麻が,痲薬成分をどのぐらい含んでいたか,まったく報道されない.

続きは武田教授のサイトへGO!

ただ、率直なところ、ちょっとひっかかる点もあった。

『大麻がお酒やタバコよりずっと弱い精神作用しかもたないが,日本社会からすべての嗜好品を追放するのは,日本人総家畜化の一環ではないか.』

まさに武田教授が指摘するように、現在の日本はまるで「日本人総家畜化」のような状況にあると私も思う。が、大麻には、アルコールとは異なるものの、日常的な意識が昇華して、内なる日常的な意識を客観視するような、高い次元の澄んだ感性に誘う精神作用があると思う。それは、タバコがもたらす精神作用とは比較にならない強さでもある。

また、文末に、武田教授は次のようにお書きになっている。

『せめてNHK以外のマスメディアの記者の方,ご自分のご判断で冷静な大麻報道をしてください.若い学生のためにお願いします.過度に罰せなければ,彼等は必ず反省し,立派な人間になります.』

私はこれまで大麻で逮捕されたり、逮捕されそうになった学生たちからも、多くの相談を受けてきた。彼らの多くは、気の毒に思えるほどの過剰な社会的制裁を受けながら、深く反省している。その反省は、大麻に手を出したという事実についてではなく、結果として、親や友人などの親しい人、あるいは大学当局に対して、多大な迷惑をかけてしまったという点にある。私は、彼らは、立派な人間だと思う。

私の危惧は、現在の日本が、少量の大麻所持で、武田教授が指摘するように、あまりにも過剰な、リンチとも言える社会的制裁を加えることで、彼らが日本そのものに怒りを覚え、日本を嫌いになってしまわないかということだ。そのような傾向を感じることがある。
まるで魔女狩りのような馬鹿げた大麻バッシングを行っているのは、あくまでも現在の日本政府・政権であり、既得権益にまみれてジャーナリズムの崩壊した現在のマスコミであって、そのような現政府や現マスコミは、現在の日本を象徴しているとは言えても、必ずしも日本そのものではない。大麻はアマテラスのメタファーであり、この那の歴史、あるいはこの那の物語と切り離すことのできない、神聖な神の草だ。アマテラスのメタファーである大麻を弾圧したのは、元はと言えば、広島と長崎に原爆を落とした国の命令によるものだった。
アマテラスが岩屋に隠れ、世界は光を失った。大麻の復権、大麻取締法の改正は、岩戸開きなのである。現在の腐った権力やマスコミより、俺たちのほうが日本だ。若者たちよ、岩戸を開き、俺たちのこの日出那(ひいずるくに)に、太陽を取り戻そう。

俺は、現政権や現マスコミは嫌いだが、日本は好きだ。もちろん短所はあるだろうが、潜在的には、繊細な感性や、実直でこころやさしく穏やかな精神文化の伝統もあり、自然にも恵まれたすばらしい那だと思う。大麻取締法を改正し、もっと日本を良くしよう!

・・・ちょっとアジり過ぎ? ちょっとアナクロでウヨクっぽい?(^^y-~
↓ま↓、↓い↓い↓や↓。↓お願いね。





大麻報道センターにて更に多くのニュース記事をよむことができます
http://asayake.jp

このニュース記事が掲載されているURL:
http://asayake.jp/modules/report/index.php?page=article&storyid=1299