「ダメ。ゼッタイ。」ホームページについて糸井専務理事から回答

投稿日時 2006-09-11 | カテゴリ: (財)麻薬・覚せい剤乱用防止センターとの対話

(財)麻薬・覚せい剤乱用防止センターの糸井専務理事に電話でお話を伺った。

Q.大麻はクワ科ですか?

A.従来の分類方法ではクワ科だったが、最新の分類法ではアサ科とされている。クワ科という表記が間違っているわけではない。
警察庁のサイトではアサ科になっているので表記を統一したほうがいいという意見については、「こだわって反対する理由もないので、今後の更新を図るなかで検討」する。

Q.大麻を所持しているだけで死刑や無期懲役の国を教えて下さい。

A.同センターのサイトに記載のある、大麻を所持しているだけでも死刑や無期懲役の国は、シンガポールが500g以上の所持を死刑としている他、マレーシアでは200g以上の所持は死刑、ベトナムでは大量に貯蔵していた場合に死刑か無期懲役。

Q.日本では禁制品だと知らずにコカ茶をお土産に持ち帰るドジな日本人もいます。逆に日本では実刑で済む?大麻所持がシンガポールやマレーシアでは死刑になる。このような情報は現実問題としてとても重要だと思われるので掲載して頂きたい。

A.明日、明後日に更新するといったお約束はできないが、次回更新時に合わせて検討したい。

Q.日本以外の先進国で大麻がどのような扱いかご存知ですか?

A.「いえ、私どもは特に外国の情報について一つ一つ確認しているわけではないですけれども、アメリカなどでは州によっても違いがあるという点については承知しております。」

Q.デンバーでは市レベルで合法化されましたがご存知ですか?

A.「いえ、そういった情報は特に確認しておりません。」

Q.カナダやドイツやイギリスについての状況はご存知ですか?

A.「具体的には特に承知しておりません。」

Q.ホームページの管理、更新作業の実務はどこの部署が担当されているのですか?

A.「これは内部でやっています。センターの内部です。内容は厚生労働省とも検討してということになりますが。」

Q.ホームページで公開しているデータは定期的に見直していますか? 現状のデータは出典不明で、出典が分ったところで10年以上前のものです。この10年で大麻についての研究は大きく進んでいます。

A.「見直しをしなきゃいけないな、という観点は持っておりますので。確かに、ご指摘の通り、情報がだいぶ古くなってしまった点も見受けられますので、1・2年前から数値的なことに関してはいくつか修正しているところです。ただ、じゃあ全体的に一斉に見直すかということになると、大麻以外のこともございますので、なかなか一度にはできませんけれども、現在の知見に合わなくなってきている箇所については随時見直していくように検討しております。」

Q.それでは、今後も、具体的な記述について訂正や修正を要望させて頂きたいと思いますが、具体的にご検討頂けますか? 大麻について正しい知識を広報するべきだという見解については、対立するものではなく、一致していると思います。

A.「ご要望を頂いても、それをじゃあすぐご指摘の通りに修正しますというお約束はできませんけれども、内容についての検討はさせて頂きます。申し上げました通り、見直しが必要だという観点はありますので、厚生労働省のほうとも相談をして、検討させて頂きます。」


私は決して薬物乱用防止教育に反対しているわけでも、お仕事の邪魔をしたいわけでもありません。どう思っておられるかはお察し申し上げますが。

私は、我が国の行政に、大麻について、偏見のない、正しい知識をもって、適切な「注意」を広報して頂きたいと願うのであります(「注意」とありますが、筆者の感覚では「使用上の注意」です)。

大麻取締法はGHQに押し付けられた悪法であり、日本の光明を封印する岩戸です。ほんとです。ほんとなんです。

「ダメ。ゼッタイ。」ホームページに掲載されている大麻情報を、海外の人たちが読んでも恥しくないような、適切な表記にするため、今後とも微力ながら協力と努力を惜しまぬつもりです。

上記のようなことで、「ダメ。ゼッタイ。」ホームページの大麻に関する記述、具体的な指摘を申し入れれば、修正について検討して頂けるとのことです。

(財)麻薬・覚せい剤乱用防止センターの専務理事が、情報が古いことをお認めになり、「見直ししなければ、という観点は持っている」「ご要望については修正するとお約束はできませんけれども、厚労省とも相談のうえで検討させて頂きます」と述べられました。

お読みのみなさん、ぜひ、情報の提供と整理にご協力をお願いします。

検証「ダメ。ゼッタイ。」ホームページ
http://www.asayake.jp/dame/

お役所の担当の方との対話によって、日本全国津々浦々に周知される大麻情報を適正化できれば、大いなる現状改善ではないでしょうか。たとえ、少しづつでも。日本発公式大麻情報を適正化しましょう。

糸井専務理事には、ご多忙のなか、長時間に及ぶしつこい質問に、大変丁寧にご対応頂き、改めて感謝申し上げます。
ありがとうございました。
今後とも引き続きどうぞよろしくお願いいたします。






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