THCが現在取り組んでいる内容と状況

投稿日時 2009-09-06 | カテゴリ: お知らせ

現在、大麻取締法変革センター(THC)として取り組んでいること、準備していることについてお知らせです。
●正しい情報を知り、知らせること。
NHKなどの大手メディアでは、あいかわらず医学的根拠もない反大麻報道を繰り返しており、大麻の医療効果を示す海外の研究情報などはまったく報じられません。まず何よりも大切なことは、大麻の事実を知ることですが、俗情に媚びる大衆迎合報道しかできないマスゴミには、今のところまったく期待できせまん。日本ではカナビス・スタディハウスが海外の医療大麻研究や社会状況などを翻訳し、紹介してくれていますが、私たち自身が学ぶためにも、そのような活動がもっともっと必要です。そこで、THCとしても翻訳ボランティアを募集し、協力を申し出てくれた人たちで、作業を進めています。

当サイトに日頃からアクセスして下さっている方はすでにお気付きかと思いますが、アメリカで大麻合法化運動を展開しているNORMLの週刊ニュースの翻訳をPHOさんにお願いし、翻訳文の末尾にPHOさんのコメントを付記して掲載しています。翻訳記事本文だけでなく、PHOさんのコメントもお楽しみに。

また、これまでも翻訳の協力をお願いしていたののさんには、当サイトの記事を英語サイトに掲載するための英訳をお願いしています。さらに、協力を申し出て下さった複数の方に、EMCDDAに掲載されているヨーロッパ各国の薬物を巡る状況の翻訳をお願いしています。翻訳したい記事が大量にあるので、お手伝い頂ける方は、ぜひぜひぜひぜひ、ご連絡をお願い致します。
メール:info@asayake.jp

EMCDDAのサイトには、欧州各国の薬物政策についても記述があります。日本では、少量の違法薬物の所持に対して、刑事罰で対処することがあたりまえのように思われていますが、果たしてこのような政策が妥当なのか、海外の状況とも比較できるようにしたいと考えています。

また、医療大麻NPO法人でも使える資料として、NORML発行の『最新科学文献レビュー 2000-2009』を翻訳し、冊子とPDFにする予定です。NORMLのご了解は頂きました。『2000-2008』版はカナビス・スタディハウスで翻訳されているので、「カナビス」を「大麻」に置き変えて当サイトに連載しています。差分の2009年分は外科医の方が協力を申し出てくれたので、翻訳をお願いしているところです。

また、既に膨大なデータがあるカナビス・スタディハウスの記事から関連記事を抜き出して『医療大麻読本』として冊子とPDFにする予定です。貴重な情報をご提供下さるカナビス・スタディハウスのダウさんに改めてお礼申し上げます。

●日本で医療大麻を使えるようにするために
大麻を医療利用している国、あるいは州は既に多数ありますが、制度のあり方はさまざまです。そこで、日本で大麻の医療的な利用を可能にするためには、どのように制度化するのが望ましいのかを検討する資料として、各国の医療大麻制度について紹介する予定です。この作業は、薬物政策の研究でPh.Dを取得されたTakuさんに調査と執筆をお願いしてあります。
また、大麻の医療的な利用を望む人たちの主張を、裁判を通じて実現できないか、弁護士にも訴訟提起の方法論について打診しています。
現在は大麻取締法第4条によって、大麻を医療目的で施用することも、施用を受けることも禁じられていますが、この法を国会で改める準備として、まずは大麻の医学的事実を国会議員や主要政党に知って頂くための準備も始めています。政権が変わるということは、政策が変わるということです。政権与党の国会議員諸賢には、これまでの官僚依存から脱却して頂き、天下り法人が国民に発信している薬物情報の再検証を求めるのと同時に、医学的事実に基づいた薬物政策のあり方を検討して頂きたいと考えています。



引き続き、大麻取締法変革センターは、大麻取締法の改正を求めて、合法的に、言論を通じて、活動を続けます。翻訳ボランティアもまだまだ足りません。ぜひあなたの力を貸して下さい。読者登録もお待ちしています。カンパも大歓迎。

大麻擁護派の力を結集し、現実をチェンジしましょう。Yes,We Can!





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