Alternet: 企業メディアが大麻に関してあなたに知られたくない5つの事
2009年9月28日 NORML 副事務局長ポール・アルメンターノ
私は以前、大麻の禁制の正当性に疑いをかけるような知見について、主流メディアは報道を控え、そして歪曲する傾向にある事についての記事を書いた。
どうやら私の最新の書状は痛い所を突いたようだ。それはすぐに Alternet で最も読まれた記事になったのだから。
企業メディアが大麻に関してあなたに知られたくない五つの事(Alternet.org より)
1.大麻の使用は統合失調症の罹患率の上昇と関係していない。
2.大麻の煙は煙草のように肺を損傷する事が無い。
3.大麻の使用は脳を保護する可能性がある。害を与える代わりに。
4.大麻は到達点なのであり、ハード・ドラッグへの「ゲートウェイ」ではない。
5.政府による反大麻の宣伝は、大麻の使用を防ぐよりも、むしろ促進する。
記事の全文はここから読んで欲しい。
Source: NORML Blog
Alternet: "Five Things the Corporate Media Don't Want You to Know About Cannabis"
September 28th, 2009 By: Paul Armentano, NORML Deputy Director
翻訳とコメント by PHO
今日の私にはリンク先の記事を全文訳している時間が無いので、訳さずに自分だけ読みました。ごめんなさい。でも殆どは既にNORMLの記事として訳したものからの引用でした。
統計的あるいは医学的な知見をメディアが無視するというのは、今更の事でもあり、まあ無理もない事だとは思う。大麻は統合失調症の罹患率を 40パーセント上昇させる? 大麻は脳を破壊する? 根も葉もない出鱈目だ。しかし、そもそもメディアは何故嘘を付いてきたのだろうか。
企業メディアというものは営利団体であり、当然ながら自社の利益を出すために行動する。まともな営利団体ならば意味の無い行動は取らない。彼らが嘘を付く時は、その嘘から利益を得る、もしくは損失を回避する時なのである。
ところでメディア業界そのものが大麻の弾圧から利益を得られるとは考えにくく、ここに何らかの利益を約束した他の業界なり政府なりが存在したと考えるべきである。報道は大麻の競合商品ではないからだ。
それが何であるのかは知る由も無いが、誰かの意向に沿ったプロパガンダを進めてきたメディアとしては、今更どのような医学的な事実が見出されようがプロパガンダを撤回する事など出来るわけが無い。それは自らの信用――もし今日のメディアに信用なるものがあるとすればの話だが――を傷付けると同時に、プロパガンダを要求した誰かを裏切る事にもなるのだ。営利団体としてそんなリスクをどうして取れよう。
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