15時過ぎ、防止センターの糸井専務理事に電話。金曜日の藤原さんの約束が守られているかどうか、改竄箇所を再改竄したけどやっぱり削除することになった件、尋ねた。
「金曜日に麻薬対策課の藤原さんとお話をして、月曜日に必ず削除の指示を出すとお約束頂いたんですけど、センターのほうでは把握しているでしょうか?藤原さんはご存知ですよね?」
「藤原さんですか?」
「情報係の藤原さんです」
「ああ、情報係、係長ですね」
「係長なんですか?それは知りませんでした。修正の指示は来てます?その確認もさせて頂くということでお話したんですけど」
「いえ、私は昨日は休んでいたものですからまだ確認していません」
「もしそのような連絡が来ていた場合、実際に修正するのにどのくらいの時間がかかるんですか?」
「内容にもよりますけど、大きな修正じゃなければ1日か2日でできるかと思いますけれども」
「表現についての最終責任はどこにあるんです?麻薬対策課ですか、センターですか?」
「まあ最終的な責任ということになれば、ホームページを管理しているのは私どものほうですから、センターにあるとも言えるわけですけれども、役所のほうとは一心同体と申しましょうか、連絡をとって進めているというようなところでございますけれども」
「WEBを担当しているのは素人の人ですか?先に修正したときに見出しの画像が、ページの見出しもフッターの画像も、サイズの指定ミスで崩れたままで、すぐ治るだろうと思ってたんですけど、さっき電話する前に見たらまだ変なままだし。普通、こんなミスそのままにするなんてあり得ないし、作業者が自分で気が付くはずのことなんですけど」
「え?いえ、私が確認したときは特に変なところはありませんでしたけど、どこですか、今ちょっと見てみます。」
「大麻の症状のページです」
「はい、・・・・いえ、見てますけど、特に崩れてるとか、変なところはありませんけど」
「え?それはおかしいな。ページ見出しのサイズと、ページの一番下の画像が小さな正方形になってしまってませんか?他のページを見て下さい。身体的影響のページを見てみましょうか」
「はい、えっと、はい、見てます」
「ページの上部に身体的影響っていう見出しの画像があるでしょ?で、一番下に戻るの画像がありますね?」
「あ、ホントだ、大きさが違いますね、これは気が付きませんでした」
「これ、WEB担当の人、もうちょっと勉強しないと」
「これは私が自分でやってるんですよ」
「え~?なんだ、糸井さんがご自身でやってるんですか?」
「ええ」
「だったら最初から言ってくれればいいのに、担当者だとかオペレーターだとか言って、もう」
「いえ、私は文章だけで、画像とかは専門の人がいますのでやってもらうんですけど」
「だったら、糸井さん、このままついでにチャチャっと例のクサイ箇所、消しちゃいましょうよ」
「いえ、それはまた確認して」
「ホームページにメールアドレスが書かれていませんけど、なぜです?」
「メールアドレスを付けるべきだということですか?」
「いえ、一般的には受付窓口としてのメールアドレスが書いてあるか、お問い合わせのフォームがありますよね?なんでメールアドレスもフォームもないのかと思って、その理由が知りたいだけです。私は電話しますから別にメールアドレスを付けてくれなくてもいいです。何かあったらお気軽に電話でお問い合わせ下さいってことですよね?」
「いやあ、お気軽にって、エヘヘヘ」
「仲間たちにもそう伝えておきますよ、メールアドレスは書いてないけど、お気軽にどんどんお電話下さいって」
「いやあ、メールアドレスについては、あるんですけどね、なんで公開してないんだか、私が来たときには既にそうなっていたものですから、そのままになっていたんですけれども、検討してみます」
「いや、別に私はいいですよ、お気軽に電話しますから。それと、センターのことについて教えて頂きたいのですが、役員のページに書いてある評議員というのはどんな仕事をされているのですか?」
「関係規定というページがありますね?そこに書かれていますように(後略)」
「この評議員の方たちの報酬というのは?」
「報酬はありません。会議の時などに来て頂いたときは、1日いくらの謝金というかたちでのものはありますけど」
「よくある諮問会議みたいなものですか?」
「まあそうですね。それは役員の方たちも同じです」
「え?理事の方たちも報酬はないのですか?」
「ええ、ありません。評議員の方たちと同じようなかたちです」
「糸井さんは?」
「私は常勤ですから」
「そりゃそうですよねえ、報酬もないのに常勤なんか受けられませんよねえ」
「いやあ、ヘヘヘ・・・」
「糸井さんご自身は前は厚労省で大臣官房付で退職されてセンターのほうへ?」
「そうです」
「何年目になるんですか?」
「5年目です」
「ご本人に失礼な表現かもしれませんけど、俗に言う天下りですよね?」
「まあ、天下りといえばそうですけども、そんな、とてもとても、思われてるほど優雅なものではないですよ。厳しい赤字の状況ですから」
「センターで唯一の常勤の専務理事ということは、責任者みたいなものですよね?」
「まそうですね、常勤ということでいえば私しかおりませんし」
「そうすると、厚労省と一心同体だとしても、センターが管理している情報については責任があると思うんですけど、前に糸井さんが情報が古くて見直しの必要があるとお認めになっていた大麻に関する情報については、今後どうされるお考えですか?」
「確かに情報が古くて見直しの必要があると申し上げました。これについては、チョコチョコやってもあれですので、他の薬物の記述もありますし、簡単にはできませんので、予算的な措置をしてできるだけ早く着手したいと考えておるところでございます」
「予算的な措置?」
「ええ、全面的に見直すとなると、ある程度の時間もかけて、専門の方にもお願いしてということになりますので、予算的な措置をして見直したいと考えております。確かに情報としては古いもんでございますから」
「予算的な措置というと、今年度はできないけど、来年度は予算を付けて見直すということですか?」
「ええ、そのように考えております」
「全面的に見直そうと思ったけど、やっぱり予算がないからやめちゃった、なんてことになるんじゃないですか?」
「いえ、ですから、、そういうことのないように、今から調査をして、これから3月末までには検討したいと考えておるところでございます」
「それは具体的な検討だと理解していいですか?センターの責任者として」
「役所のほうとも相談しなければなりませんけれども、そのように考えております」
「来年度の全面見直しを予算化して頂くとして、実際には来年のいつごろ修正版を公開されるお考えですか?」
「10月には第一弾としての分を出せればと考えております」
「では、センターとしては、これから来年3月までに予備調査をして、他の薬物や、大麻情報の全面的な見直しをするための予算を来年度に組むと考えていいですか?」
「はい、結構でございます」
「でも、やっぱり予算がないとかってことになりません?」
「いえ、ですから、そうならないように、今から準備をして、進めておるところでございます」
「本当ですね?来年度、大麻情報の全面的な見直しを予算化するということで間違いありませんね?」
「はい。そのように考えております」
以上のようなお話を糸井専務理事とした。
厚労省側の責任者がどう考えているのか確認する必要がある。
大麻情報の見直しを、来年度、予算を付けて行うと、糸井専務理事はしつこい確認のうえで明言した。 だが、問題は中身だろう。御用学者の似非論文を出すような、改竄に改竄を重ねるようなことをするかもしれない。
いずれにしても、要望を伝えることと、ちゃんと仕事をするかどうか監視する必要は消えないだろう。
糸井専務理事、ご多忙のところ、40分に及ぶインタビューにご丁寧な対応をして頂き、ありがとうございました。
(そのうち約10分は画像修正パソコン講習をしてあげた分ですけど.(^^y-~ )
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