大麻「離脱」症状は持続機関が短かく、発現率も低い事を示す調査結果

投稿日時 2009-10-09 | カテゴリ: NORML News

大麻「離脱」症状は持続機関が短かく、発現率も低い事を示す調査結果
2009年10月1日、ドイツ、ハレ

ドイツ.ハレ: 雑誌 "Drug and Alcohol Dependence (ドラッグおよびアルコール依存症)" に掲載される有望な臨床研究の結果によると、大麻「中毒者」の間で俗に「大麻離脱症状」と呼ばれている症状は、比較的穏やかであり、持続期間が短かく、「患者らの一部のみが経験する可能性がある」のである事が判った
四つの異なる大学の研究者らは、「大麻依存症」と診断された 73 人の対象者が自己申告した離脱症状を評価した。

「殆どの自己申告の症状の強さは一日でピークに達し、そして減少する」と研究者らは報告した。「殆どの症状は平均して弱い程度から穏やかな程度の範囲に収まっていた。一日目に起こるものとして、強く、あるいは非常に強く起こる身体的な症状のうち最も多く報告されたものは、睡眠障害(21パーセント)、発汗(28パーセント)、一過性熱感(21パーセント)、食欲減衰(15パーセント)であった。その他に多かった精神的な症状は、落ち着かなさ(20パーセント)、緊張感(20パーセント)、そして悲哀感(19パーセント)であった。」

全体として、身体的もしくは精神的な離脱症状を報告した被験者は 50パーセントに満たなかった。

「全ての患者が DSM-IV の基準によって大麻依存症と診断されていたにも係わらず、医学的に有意な離脱症状を経験していた者は、その中の一部に過ぎなかった」と研究者らは結論した。「性格的な特徴と精神的な離脱症状との関係には有意な関連性が認められたのだが、この事は、少なくとも一部の症状には大麻の消費とは別の要因がある事を示唆している。」

この調査は、大麻依存症として入院している患者に対して行われた大麻の離脱症状の調査として最初のものである。

全米科学アカデミー医学研究所が 1999年に行った調査によれば、大麻の離脱症状は、もし確認されたとしても、アルコール、ニコチン、カフェインのような他の殆どの薬物が引き起こす身体的、精神的に深刻な症状と比べると典型的には「穏やかであり、わずかなものである」との事であった。

より詳しい情報については、NORML 副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせ下さい。この発表の全文は、"Cannabis withdrawal severity and short-term course among cannabis-dependent adolescent and young adult inpatients(大麻離脱症状の重大性、および入院している若年の大麻依存症患者の間で短い期間に起こる現象)" と題して雑誌"Drug and Alcohol Dependence(ドラッグおよびアルコール依存症)" に掲載されます。

Source: NORML News
Cannabis "Withdrawal" Syndrome Short-Lived, Affects Few, Study Says
October 1, 2009 - Halle, Germany


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翻訳とコメント by PHO

大麻依存症…、で、入院…? ドイツにはそんな人々が居たのか。何のために入院するのだろう、というか入院してどんな「治療」を受けるのだろう。思想改造か何かだろうか?

調査結果そのものは今更驚くには当たらない。このように大麻の副作用が少なく、些細な問題である事は、もはや公然の秘密となっている。一部の政府機関やマスメディアがどのように嘘を喧伝しようが事実は事実である。

 





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