大麻喫煙者はそれを断っている間に飲酒量が増加するとの研究結果
2009年10月1日 - アメリカ合衆国コネティカット州ニューヘーヴン
コネティカット州.ニューヘーヴン:大麻を断つ事と、アルコールの飲用量が増加する事には関連性がある。雑誌 "Drug and Alcohol Dependence(ドラッグおよびアルコール依存症)" に掲載される臨床試験により判明した。
エール大学医学部およびバーモント大学の研究者らは、ボランティアの28人の日常的な大麻使用者らが8日間のあいだ大麻を断った時のアルコール摂取量を調べた。
「28人の参加者のうち17人(61パーセント)の飲酒量が増加した」と研究者らは報告した。
特に研究者らの報告によると、過去にアルコールの濫用や依存症となった経験を持つ者は、そうでない者と比べると非常に割合でアルコールを代用に用いた。
参加者の 28 人のうち 7 人が、かつてアルコール依存症であったのだという。
あまり酒を飲まない人も、大麻を断っている間はアルコールの消費量が増える傾向にあったとの事だ。
「大麻常用者で特にアルコールを代用した他のグループがあり、そのグループは普段は一般的な飲酒量よりも少ない量しか飲んでいない人々であった」と研究者らは述べた。「この発見が示唆する事は、節度を持ってアルコールを飲んでいる者もまた、彼らの飲酒量は問題になる程度のものではないにしても、大麻を断つ前に、飲酒量が増加する恐れがある事を警告するべきであるという事だ。」
より詳しい情報については、NORML 副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせ下さい。研究報告の全文は、"Daily marijuana users with past alcohol problems increase alcohol consumption during marijuana abstinence(アルコール問題の経験を持つ大麻常用者は、大麻を断っている間にアルコール消費量が増加する)" の題で雑誌"Drug and Alcohol Dependence" に掲載されます。
Source: NORML News
Pot Smokers Likely To Increase Their Use Of Alcohol During Abstinence, Study Says
October 1, 2009 - New Haven, CT, USA
翻訳とコメント by PHO
まあ、大麻が無いの。お酒を飲んだらどうかしら? ―マリー・アントワネット
酒に薬用の名あり、酔を買うべき名義に窮するものは愚なり。 ―長谷川如是閑
酒は茶の代わりになるも、茶は酒の代わりにならず。 ―張潮
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