週刊朝日10月23日号
官僚が操る「一億総洗脳社会」の恐怖 上杉隆
上杉さんは、ずっと記者クラブ制度について追求してるね。
そもそも記者クラブなんて制度は日本だけでね、外国はフリーも含めて全ての記者に対して取材が開かれてるわけでして、上杉さんもIOC総会(コペンハーゲン)の取材で、2日で許可がおりたそうだ。
で、これが常識と思ったら、日本の場合は混雑するからとか、セキュリティうんぬんとかごちゃごちゃ言って限られた人にしか取材許しとらん。
これって、官僚による言論統制としか思えんけど、どう?
上杉さんも、このこと、官僚による一億総洗脳とまで言ってるよ。
大麻についても、この調子で、管理者にとっての都合のいい情報しか流さんようにしとるんだろうなあ。
こんな調子だから、水俣病、薬害エイズ、薬害肝炎、無駄な高速道路建設、天下り等々、フリーランスが追求してから10年とかたってやっと記者クラブメディアでの発表となる状況だったて。
最近で言えば、八つ場ダムの問題。当初、民主党になって中止の話出た時、巷では、今中止にしたほうが高くつくという話がまことしやかに流布したけど、そのもとは国土交通省の役人が記者クラブを通じて発表したものだって。もう完全情報操作だね。当然ダム中止にしたほうが高くなるなんてことはない。
この記者クラブ、民主党政権になったらなくなるはずが、残っちまってるんだけど、希望の光も見えるって。閣僚の何人か、亀井静香金融大臣とか、岡田克也外務大臣とかは記者会見を解放し、そういう流れがあるみたい。
[THC編集部追記リンク]
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