マリファナ:THCだけがマリファナの成分なのではない

投稿日時 2009-10-27 | カテゴリ: Marijuana Policy Project

マリファナ:THCだけがマリファナの成分なのではない
ブルース・ミルケン(by Bruce Mirken)

メディアや人々が、THCをマリファナが有する唯一の「活性成分」として言及する傾向にあることには戸惑いを覚えている。TCHは間違いなく「ハイ」になる成分なのであるが、他の植物には含まれないカンナビノイドとばれる、約80種類の特有な複合物質のひとつなのである。これらの複合物質の多くは、医療への応用など潜在的な有用性を持つという点で興味深いものであり、精神に対する副作用もない。
これら、他のカンナビノイドについて知りたい方は、ジャーナル誌『薬理科学における動向』(Trends in Pharmacological Science)で掲載されているこの最近のレビューを参照して頂きたい。

この記事の中では、主にカンナビジオール(CBD)に言及しており、「CBDは、炎症、糖尿病、癌、情緒・神経変性の病気において、医療品として明確な薬学的効果を及ぼす」と注目されている。また、CBDはこれらの複合物質の中では最も研究が盛んなものである。この物質は抗精神病に対して効果を持ち、従来の抗精神病薬よりも副作用が少ないのである。その他のカンナビノイドの多くもよく似た特性を持ち、潜在的な有用性がある。例えば、カンナビクロメーネ(cannnabichromene)は、抗菌や抗炎症効果、それに加え適度の鎮痛効果も持つのである。

この記事は、その精神変容作用のため、THCに少し否定的な傾向がある。更に、安全性・有用性の高い漢方としての構成要素よりも、むしろ個々の化学物質としてのカンナビノイドに主に焦点を当てている(医学文献によく見られる典型的なバイアスなのである)。しかし、いくらかの限界はあるにせよ、この文献は読まれるに値するものである。

Source:MPP Blog
Marijuana: It’s Not Just THC
October 13, 2009


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翻訳とコメント by ゴブリン

薬理学・医学の観点からの大麻の研究は日本では禁止されているようです。社会が何かを規制する際にはしっかりと考えなければならないとおもいますね。本当に副作用の少ない、医療品が作れるのならばかなりの可能性を無視しているということになりますから。

 





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