『なぜ市民が大麻を』についての再々質問にNHKから回答

投稿日時 2009-10-29 | カテゴリ: 追跡!AtoZ:なぜ市民が大麻を

『なぜ市民が大麻を』についての再々質問に対する回答がNHKから届いた。が、回答になっていない。私の再々質問は次の通りだった。


1.NHKの「懸念」について
当該番組の主旨として、次のように示されています。

『日本国内で法律で禁止されている違法薬物・大麻の検挙者数が増加していることを懸念し』

大麻による検挙者数が増加していることで、何を懸念されているのか教えて下さい。

2.大麻の危険性について
回答によると、大麻について唯一の国際的評価であるWHOの97年報告が、現段階で最も公平な科学的知見だとのことですが、NHKが紹介した『学習能力の低下、人格喪失、知覚の変化、記憶への影響』といった健康被害が、大麻の検挙者数と比例して、あるいは関連して、増加しているデータを教えて下さい。
あるいはそのような裏付けは取らなかったのですか?

NHKは大麻の検挙者数が増えていることを懸念しているらしいのだが、大麻を吸って凶暴になって刃物を持って街なかで暴れて「誰でもよかった」とか言って通り魔殺人でも増えているのか、あるいは世回り先生が言うように大麻で脳が壊れて治療を要する人が増えているとでもいうのか。
それに、NHKがこの番組で指摘した大麻の有害性、『学習能力の低下、人格喪失、知覚の変化、記憶への影響』といった症例は、検挙者数の増加と比例して増えているのか。私はそれを確認したかった。のに。↓

平成21年10月26日

大麻取締法変革センター
代表 白坂和彦様

NHK報道局
社会部副部長 海老原 史
社会番組部チーフプロデューサー 矢野達史

拝復
10月23日にお送りいただいた、「再々質問」に対してお返事させて頂きます。

私たちが「懸念」しているのは、再三申し上げている通り、法律で禁止されている大麻に安易に手を出す市民が増えているという事実についてです。
「大麻の有害性」については、これも再三申し上げている通り、WHOの97年の報告書が指摘している通りと認識しております。
以上、ご理解を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。

敬具


ご理解を賜りますようって、重ねられても、これじゃ賜れない。NHKは「法律で禁止されている大麻に安易に手を出す市民が増えているという事実」を懸念しているそうだが、なぜ法律で禁止していることを懸念しないのだろう。それに、私はNHKが大麻の危険性として国民に知らせた『学習能力の低下、人格喪失、知覚の変化、記憶への影響』といった症例が、大麻の検挙者数の増加に関連して増えているのか、そのような確認はしたのか、と問うたのだ。NHKがWHOの97年報告から危険性を引用したことなど分かっている。そんなことは聞いてない。
大麻の検挙者数が増えていることで、『学習能力の低下、人格喪失、知覚の変化、記憶への影響』といった健康被害も比例して増えているのだろうか。NHKはそのことを懸念すべきではないのだろうか。「みなさまのNHK」にもう一度質問してみることにしよう。





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