6月5日にNHKは「大麻の怖さ知っていますか?」という番組を放送した。これは「10min.ボックス」というシリーズのひとつで、中高生向けの教材として制作されている。全国の学校で利用できるようにということなのだろう、この「大麻の怖さ知っていますか?」は今もNHKのサイトで動画を見ることができる。
番組の冒頭、麻薬取締官が大学生の自宅に家宅捜索に踏み込む場面が出てくるが、これは「追跡!AtoZ なぜ市民が大麻を」の冒頭に使われているものと同じ映像のようだ。NHKは盛んに大麻バッシング報道を繰り返しているが、「なぜ市民が大麻を」を制作したディレクターは、大麻の有害性を示す科学的データを探したが「これがそうですよと確実に言えるものが見つからない、見つけることができなかった」と私の取材に回答している。それにも関わらず、NHKは「大麻の怖さ知っていますか?」と、都市伝説を流布するような偏向報道を続けている。
そんでは、ということで、私も「追跡!NHK なぜNHKは大麻を」として取材を試みた。「大麻の怖さ知っていますか?」を制作したのは、NHKエデュケーショナルという関連会社だ。
(「公共放送」を謳うNHKには多数の関連会社があり、天下りも問題になっているが、あまり知られていないようだ。)
10月20日、私は「大麻の怖さ知っていますか?」を制作したNHKエデュケーショナルに電話し、受付の女性に代わって対応した西沢さんという男性に当方の問い合わせの趣旨を説明し、質問書をファックスで送った。ところが、その後、何度電話しても受付の女性は「西沢は出ております」とのことで取り継いでもらえず、当初は「戻りましたらこちらから連絡をするように致します」とのことで携帯の番号も伝えたが、まったく音沙汰はなかった。できればこの質問書への回答も10月30日の麻枝トークイベントに使いたかったので、回答をいつ頂けるのか確認したかったが、ついぞ担当者と連絡は取れなかった。
11月2日、回答も連絡もないので、5度目か6度目になる電話をして、いったいどうなっているのか訊ねた。ところが、電話に対応した女性は、自分が名乗らないばかりか、「大麻の怖さ知っていますか?」を制作した部署名も、担当者名も、個人情報だとか言って答えなかった。私は思わず、あなたの3サイズを聞いているわけではないと言ってしまった。この電話対応の女性によると、私が10月20日に電話した際に対応した西沢さんから、私への伝言を預かっており、それによると、私の質問書の件は担当部書には伝えてあります、ということだ。だったら、その担当部書に電話を回してほしいと言っても、この窓口の女性は、担当者は奇しくも私の質問書への対応を協議する会議中で不在だと言って、取り継いでくれず、担当者の名前どころか担当部書すら教えてくれす、回答するかどうかも分からないし、連絡をくれるかどうかも分からないといった、公共放送である「みなさまのNHK」としては呆れるような対応をした。
実に無責任に逃げ回るNHKエデュケーショナルの電話対応を聞いてほしい。未編集のままで約15分ある。
尚、質問書に対する回答は11月3日に届いたので、別途掲載します。
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