米国最大の医療団体がマリファナの法的位置づけを再検討

投稿日時 2009-11-14 | カテゴリ: Marijuana Policy Project

米国最大の医療団体がマリファナの法的位置づけを再検討
November 10, 2009 by ベン・モリス

ビッグニュース:米国医師会(AMA)はマリファナの第一分類薬物としての位置づけの再検討を求めて、新しい方針を採択した。

改定された方針は、臨床的な調査の実施およびカンナビノール系薬物の改良を促し、マリファナの位置づけ(連邦法の第一分類で最も規制される)の見直しを要望するものである。米国医師会は医療マリファナを認める州法には依然として支持を言明していないが、新しい方針は「マリファナには医療的用途があり、連邦法はこの現実を反映すべきだ」という一般的な理解にそのまま調和するものである。
以前の米国医師会の方針ではマリファナはヘロイン、LSDやPCP(幻覚を催す薬)などの医療的な用途が認められないと思われるものと同じ分類にまとめられ、「第一分類内に留めるべき」ことが推奨されていた。それを踏まえると、新しい方針は歴史的な転回を印している。

米国医師会の見解はしばしば医療用マリファナの反対論者に引用され、その医療的な有効性に疑いを差し挟む証拠とされてきた。今回の新たな方針は、政治家や政策発案者に「医療用マリファナの温情的使用(痛みの緩和など)が時代遅れの薬物法 によって妨げられるべきではない」と納得してもらうための長い道のりになるだろう。


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Source: MPP Blog
Nation’s Largest Medical Association Calls For Review of Marijuana’s Legal Status
November 10, 2009 by Ben Morris


翻訳とコメント by K-Seiji
ある種のジェネリック医薬品の劣化を視ても、やはり薬効は成分のバランスに左右され、最終的な品質保証のハードルは治験にゆだねられるべきだということが分かる。今回、米国医師会が詳しい臨床的調査を目標に掲げたのは、医師会として当然の義務だろう。不確かな知識のまま議論を繰り返しても実りは無いと思われる。因襲から始まる話し合いは、それぞれの巣に帰ることでしか終わらない。今回は、医療分野においては、ラベルの剥がれた薬と、埃を被った知識は、”第一分類”に まとめるべきだと言って終わりたい。

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