週間現代 11月28日号 あなたの知らない依存症の世界 第3回 大物政治家一家が見た「地獄」
先週、今週号で大麻のことやると書いてあったので、まだこりずに大麻依存症とかいってネガティブに展開させるのかと思ってたらだいぶ違ってたね。ほっ。
今回の問題は共依存。これは家族に依存症がいると、家族もそれに合わせる形でその状態の依存者になってしまうというようなことらしい。依存症の主問題はアルコールで、そこから大麻に走ったってことみたい。
で、物語は武村元蔵相の息子さん一家の話。これさあ、昨年12月12日号の週間朝日で紹介されてて、私がこの「マスコミよかった大賞」で取り上げた第一弾なんだよね。なので、懐かしかった。
まず良かったのは、写真で載ってる武村みゆきさんの笑顔だね。だいぶ快復したみたい。1年前はそんな感じじゃなかったから。
武村息子さん一家は、大麻取締法容疑で2年9ヶ月前逮捕されてるんだよね。
武村息子は中学のころから親の七光りのプレッシャーで眠れない日々が続き、家の酒を持ち出して飲み始め、アルコール依存症になったんだって。
みゆきさんと出会って結婚してもそれは続いていて、睡眠薬と併用して事故を起こしたり、体を壊して2ヶ月入院したり、より深刻になってる。
断酒してはまた依存、断酒してはまた依存の繰り返しだったよう。
で、この特集ではアルコール依存のあと大麻に走ったとなってるんだけど、まあそれで、今度は大麻依存症になったとも書いてないし、優秀なだんなの脳がちろっととろけたとも書いてないので、週刊現代としては良しとしよう、というかだいぶ成長したんじゃない。
以前読んだ週刊朝日の記事ではもっと積極的に書いてあって、要するに武村息子さん一家にとって、だんなが大麻を吸いはじめてから逮捕されるまでの2年間が家族にとって最も幸せな時期だったて言ってる。武村息子さんは大麻を吸うようになってから、酒も睡眠薬も断ってよく眠れるようになり、ボロボロだった体も健康にもどっただんだそうだ。
これを読んでね、オレは、大麻の医療大麻としてのベクトルの正しさをはっきり確信できたよ。
武村みゆきさんはこの時の出来事を「それでも家族―夫が大麻を育てた日「って本にして出版している。
先に武村みゆきさんの笑顔を見て救われたって書いたけど、それは夫がアルコール依存症から立ち直っただろうってこともあるけど、この一家が大麻取締法で逮捕されたショックから立ち直れたんだなあって知ったからなんだ。
この物語での悪は完全に大麻取締法だからね。
そして、現在、大麻の医療治療を望む多くの患者にとってもこれは同じだ。
このようにね、我々がこれから対峙していく悪の存在は、実はね、大麻取締法だってことがはっきり意識できるようになってきてるんだよね。
白坂さん、麻枝さん、今年の活動すばらしかったです。感謝。
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