アメリカ連邦政府はローゼンフェルトおよび他の三人のアメリカ人に対し、数十年間にわたって医薬品としての喫煙用の大麻を提供してきた。アーヴィン・ローゼンフェルトは27年間この医薬品の提供を受けており、最も長く医療大麻を使用している患者として知られている。
彼は四人の患者のうちの一人として2001年に "Patients Out of Time (時間の無い患者)"(訳注: 大麻を必要とする患者を支援する為の団体)が行った"Missoula Study (ミゾーラ調査)" の一環で熱心に検査を受けた。アーヴィンはその年齢と比較して驚異的に健康な状態にある事が判明した。全ての生理機能を中立的な研究者らが検査したのであるが、アメリカ連邦政府が FDA (食品医薬品局) の "Compassionate New Drug Program (温情ある新薬プログラム)"に基いて大麻製品を運用していた際に、その有効性についてこのような完全な概観調査は要求した事も依頼した事も無かった。
アーヴィンは医療大麻を使用する患者として、また大麻を必要とする患者を支援する為の団体である "Patients Out of Time" の責任者として次のように語る。「私は連邦政府が何故アメリカで病気を患い死んで行く人々に大麻の使用を認めたがらないのか理解できない。症状が緩和された私の使用経験から言って、確かに私は社会に貢献できる一員となる事が可能になったのだが、この事は専門医の判断に基いて全ての病人に広げられるべきである。思いやりも無く、また医師と患者の信頼関係や治療選択肢に関する知識も無い法執行機関の命令によって、指導されたり抑制を受けるべきではない。」
翻訳とコメント by PHO
もし各国の政府当局やマスメディア、とりわけ日本におけるそれらの組織が喧伝しているような「大麻の有害性」が事実であるならば、27年間大麻を喫煙し続けて健康を害するどころか回復さえしたアーヴィン・ローゼンフェルトの事をどのように説明できるのか。いつになれば彼が「大麻精神病」に罹ったり「免疫力が低下」したり「白血球が減少」したりするのだろうか。このように政治的な嘘(デマゴーグ)は事実によって覆され、次第にその威力を失ってゆく。