コロラド州司法長官が大麻の処罰と医療大麻販売への課税を支持

投稿日時 2009-12-08 | カテゴリ: NORML News

コロラド州司法長官が大麻の処罰と医療大麻販売への課税を支持
2009年11月25日、アメリカ合衆国コロラド州デンバー

コロラド州デンバー: 州司法長官ジョン・サザーズは、大麻の個人的使用のための所持に対する州の罰則を大幅に軽減せよとする、コロラド州刑事・少年司法委員会の勧告を受諾した。

サザーズはデンバー・ポスト紙に対し、「議員らは委員会の勧告を受けて『前進』すべきだと信じている」と語った。その勧告とは、4オンス(約114グラム)までの大麻の所持を微罪と分類するように州法を改正するものである。
現在の州法においては、1オンス以下(約28グラム)の大麻の所持罪が微罪と分類されており、100ドル以下の罰金を科す事ができる。それ以上の量の大麻(8オンス以下、およそ 227グラム)を伴う犯罪は軽犯罪の分類になっており、18ヶ月以下の懲役刑となる。8オンスを越える大麻の所持は重罪とされていて、3年以下の懲役である。

委員会は更に、4オンス以上 16オンス以下(約454グラム)の大麻の所持を軽犯罪に分類するように求めている。

「大麻による処罰は軽減されるべきだ」とサザーズは断言する。委員会で行われた投票では14人中13人が量刑の改正に賛成票を投じた。

これとは別に、先週サザーズは「州は医療大麻の販売に対して合法的に課税する事が出来るはずだ」とする意見を発表した。これは民主党の州知事ビル・リッターからの質問に応えての事であった。

雑誌 "U.S. News & World Report" によれば、州にある医療大麻ディスペンザリーには12月1日から3.62パーセントの消費税が課される事になっている。

州の議員らは大麻の生産と販売に対し、州の地方税としての消費税を課す事を求めるような法案を一月に提出すると見られている。

これまではカリフォルニア州のみが医療大麻の販売に対して課税していた。

より詳しい情報については、NORML 事務局長アレン・セント・ピエール (202)483-5500 にお問い合わせ下さい。

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Source: NORML Blog
CO: Attorney General Backs Reducing Pot Penalties, Taxing Medical Cannabis Sales
November 25, 2009 - Denver, CO, USA

翻訳とコメント by PHO
医療目的ならば合法であるのに対し、一般の住民については依然として罰則の軽減に留まっている点こそ残念ではあるものの、州司法長官ジョン・サザーズの言う通りこれは確実に『前進』であり、必ずしも終着点ではない。とりわけ一般に法執行機関は大麻の合法化を拒む傾向にあって、その中でジョン・サザーズや少年司法委員会の姿勢は、少なくとも現時点では例外的だ。何とも羨ましい事だ。





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