獄中のナタから手紙が届きました

投稿日時 2009-12-26 | カテゴリ: ナタラジャ裁判

愛媛で服役しているナタから手紙が届きました。「THCの皆様へ」と題する一文も同封されていたので、公開します。




THCの皆様へ

逮捕以来、5年近くの時が経ちました。今、こうして、ふりかえってみますと、あっという間だったような、長かったような、なんだか不思議な感覚です。
でも、こんな生活も、もうあと3か月ほどで終わろうとしております。ここまで、前向きに頑張ってこれたのも、手紙などの目に見える形だけでなくとも、自分のことを想ってくれていた沢山の方々の精神的なサポートがあったおかげだと、とても感謝しております。
4月4日に、自分はここを出所し、社会に戻るわけですが、逮捕される以前よりも、今のほうが、大麻、大麻取締法への思いは強く、とても強くなっております。もう、このような理不尽なことで悲しむ人が出てはならないのです。出所後は、これまで以上に、積極的に、大麻非犯罪化に関わっていこうと固く決意しております。

自分にいったい何ができるのか、それは分かりませんが、自分にしかできないことをやっていければと、考えています。真実はひとつ。必ず認められる日が来ます。その日を1日も早く迎えるため、皆で頑張っていきましょう。大麻を知っている人が声を上げなければ、何も変わらないのですから!

今年1年のTHCの活動を振り返ってみて、何か進展等はありましたでしょうか。自分が逮捕されてからの5年間で、少しは大麻問題を取り巻く状況に変化はありましたか?

最近のTVニュースなどを見ておりますと、タレントがドラッグで逮捕される事件がよく目につき、また、薬物に対する社会の風あたりも強くなってきているようにも思えます。まぁ、この中では、そういったネガティブな情報しか入ってきませんのでね。(笑)

出所まであと3か月。気を抜かずに頑張っていこうと思います。皆様には逮捕当初から変わらずサポートして頂いたこと、本当に心から感謝しております。シャバで会える日を楽しみにしております。

それでは、2010年が大麻を愛する全ての人にとって良い年となりますことを、心より祈っております。


12月20日
梵 nataraja




ナタ、あまり資料や手紙を送らずにごめんね。私は自分を恥じています。獄中にあって、前向きな姿勢を失わずに、むしろ過酷な環境のなかで自らの精神性を高めようとするナタの存在は、外にいる者たちにも刺激となってきたと思います。きっと元気に戻ってきて下さい。残り僅か。できるだけ手紙や資料を送るようにします。

お読みのみなさん。談話室(掲示板)にナタへの激励の言葉を書いて頂けないでしょうか。取り急ぎサイトの印刷を送付しますが、追って談話室の印刷も送りたいと思います。

ナタ、手紙、ありがとう。





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