こんにちは、はるくです。
今回は、ちょっと閑話休題で別の話を1回挟ませて頂きます。
個人的にも嬉しい話なので、喜びが冷めない内に皆さんにお話しておきたくて。。。
突然ですが、皆さんは講談社の週刊少年マガジンって漫画雑誌をご存知でしょうか?読んだ事は無くとも、たぶん大多数の方がご存知の漫画雑誌だと思います。その少年マガジンに現在連載中の「ゴッドハンド輝」という漫画にまつわるお話です。「ゴッドハンド輝」は、昨年の4月からTBS系の土曜8時のドラマ枠で映像化されたり、近日中に50巻目の単行本が書店に並ぶ程の人気漫画だって事なのですが。。。
●ウィキペディア「ゴッドハンド輝」
●山本航暉オフィシャルサイト・ヴァルハラ - 作者運営サイト
週刊誌の本誌には昨年の夏か秋口位の掲載だったでしょうか?「第378話 遠い存在~第379話 喜ぶ顔」というエピソードの中で、私を生き地獄に落とし込んでいる、CRPS Type2、カウザルギーの話が出てきました。私は友人からお前の病気の事が漫画に出ているよと聞き、漫画喫茶へ行き読んで見ると、カウザルギーは治る病気のような形で描かれていました。
カウザルギーは私の様にステージが進んでしまっている患者にとって、不可逆性で不治と言われており、現代の西洋医学では治らない病気なのに。。。このまま間違った認識が広がっては困る。唯でさえ一般の方に理解してもらえない病気なのに。。。
そう思った私は、漫画を読んだ当日に講談社の少年マガジン編集部の電話番号を調べ電話をしました。
電話口で用件を告げ、編集担当者のYさんに替わって頂くと、一人のカウザルギー患者の声として、何故電話をしたのかお話をさせて頂きました。
先方の都合を確認してから、カウザルギーとはどの様な病気なのか?私の症例では、医療麻薬を常用している事。世間から理解されてない苦しさ。色々なお話を長い事させて頂きました。
また、医療大麻が認められている海外では、慢性の神経因性疼痛に非常に大きな効果が認められているのに、日本国内では大麻取締法の関係で研究さえ進んでいない事。厚生労働省で難病指定が検討中である事等。カウザルギーに対する、これ以上の不理解や誤解が生じて欲しくない事。できれば、本誌で文章だけでも良いから、カウザルギーは個人差が大きく、治る症例ばかりではない事を明示してもらえないかとお願いしました。
担当編集者のYさんは、私の話を真剣に聞いてくださり。。。本誌では話が進んでしまっている事、訂正文を出すには編集者の一存でできない事等を話されて、何らかの対応を検討すると約束して下さいました。
その後、本誌ではなく、単行本で訂正を入れますと連絡を頂いていました。
そして先日、Yさんから単行本の見本誌が出来上がったので贈らせて頂きますと。。。
今日届きました!!! 50巻目の「ゴッドハンド輝」単行本が。(定価:440円(税込)1月15日発売)そして、付箋が挟まれている処を見ると。。。。
正直、驚きました。えぇ!そりゃ~驚きましたよ。なんと、本誌の週刊誌と内容が少し変わっているのです。カウザルギーは必ず治る病気ではないと話が訂正されて居るのです。
そして、巻末にも付箋が。。。 なんだろうと見てみると、「What's It!?」とあり、カウザルギー補足編がありました。そして、私がお話した事が活かされた形で補足があったのです。
更に驚く事に。。。難病指定の問題だけではなく、言葉だけだし、内容としては少し違うかなと思うのですが、医療大麻という言葉までも掲載されていました。
メジャーな週刊少年マガジンの大ヒット漫画、「ゴッドハンド輝」の単行本に、カウザルギーの正しい知識が掲載された事。そして、医療大麻という問題が載った事は驚きでした。
カウザルギーというものが理解される事は嬉しいですし、医療大麻という物が衆知されるきっかけになり、何故日本では使えないのか?と、問題提起されれば更に望外の喜びです。
真摯な患者の声(自分の事で恥ずかしいです)は届いたのです。声をあげても何も変わらないのではなく、声をあげ続ける事が大切だと思いました。皆さんも諦めないで声をあげましょう。真摯な姿勢で、小さな声でもあげ続けていきましょう。何処かの誰かにその声が届けば、その誰かも声をあげてくれるかもしれません。少しずつ、大きな力にしていきましょう。
他人の立場を理解し、判りあえる社会ができるよう。声をあげていきましょう。
作者の方と、講談社の少年マガジン編集部の方の誠実な対応。そして、きちんと訂正をしてくださった事に感謝いたします。皆さん、もし宜しければ、単行本を買って確認してみてください。
日本のメジャーな漫画の単行本に医療大麻という言葉が記載されている事を確認してみてください。
この単本が、医療大麻が認知されるきっかけの一つになる事と信じて。。。
今日は、とても嬉しい事があった日になりました。
|