大麻の使用について特集したゴールデンタイムのTV番組は1960年代から数多くあり、1990年代の半ばからは医療目的での使用について取り上げたものが増えていたが、今では大麻の使用を一度かそれ以上の回数で特集する番組が山のようにある。私の見たところでは、それらの全てではないとしても殆どの番組が大麻の大衆的な人気とその禁止法に焦点を当てている。
この生放送での議論を行う理由となったものは、保守的な市民団体である"Parents Television Council (親たちのテレビ会議)" の持っている、一つの懸念である。この団体は、大麻の使用を扱うTV番組があまりにも多過ぎて、その事がおなじみの『子供達への間違ったメッセージ』を送る結果になっていないかと懸念している。
それで私たちがどんな番組の事を言っているのかと言うと…
翻訳とコメント by PHO
つまりアメリカではマスコミが大麻開放運動を後方支援しているというわけだ。一方で日本のマスコミはNHKの「大麻の怖さ知っていますか?」を始めとして、事実による裏付けの無い厚生労働省の大麻批判を無検証のまま垂れ流す事が基本の姿勢であり、僅かなりとも理性的な報道を行うメディアは一部の週刊誌のみである。アメリカでの大麻開放の動きがマスコミと全く無関係だと言うわけには行かず、これは私たちにとって大変不利な状況だ。