JanJanに投稿した拙稿「私の何が刑務所に入れるほど悪いのですか?-ある大麻事件」のコメント欄が、賛否両論を合わせて100件を超えた。擁護派のみなさん、ぜひ冷静に、丁寧に、大麻反対論者を説得するつもりで、引き続きコメントをお寄せ下さい。JanJanに記者登録していなくてもコメントできます。
大麻を否定する人たちのパターンはいつも決まっています。
「大麻はもっと危険なドラッグの入口になる」という、言い古され、論破され尽くしたゲートウェイ仮説。
大麻の医学的事実を検証することもなく「法律でダメと決まっているからダメなんだ」という法律原理主義。
それと、特に根拠を示せないものの、これまで政府やマスコミにインプットされた「大麻=悪」という思い込みからくる感情的な疑義。
だいたいその3点。
このような誤った認識に基づく疑問や反感や反論に対しては、あくまでも冷静に、事実を示して説明するほかなく、それは大麻の規制が緩和されるまで延々と続く地道な作業になるのでしょう。その際、大麻擁護派は、感情的な言葉の応酬に陥ってしまうことに、自覚的に、気を付けなければならないと思う。
大麻を吸ったことのない人たちを見下すような言い方をしたり、法律原理主義者の思考停止ぶりをバカにしたりする書き込みも見られます(気持ちは分かる)。
しかし、感情的な言葉の応酬は、大麻を誤解している人たちに事実を知ってもらうという目的からは遠ざかってしまう。一度感情的な反発を招くと、そのあとでどれだけデータを示して説明しても、聞く耳を持たなくなる。感情的反発が理性を封じてしまうのだ。そこに追い込んではならない。
だから、大麻を知る擁護派は、大人になろう。相手は大麻の事実と真実を知らないのだ。そして、知る必要も感じていない人たちなのだ。実際、反対派の人たちにとって、大麻などどうでもいいことなのだから。
大麻の事実と真実を知ってほしい、こんなことで懲役刑を科すなど個人の自由や人権を侵害するもので、おかしいではないか。そう主張する私たちの側が謙虚な態度を保つ必要があるのだろう。
「昨日の敵は今日の友」という表現があるが、私たちの取り組みは「今日の敵を明日の理解者へ」という積み重ねでもある。
・・・なーんて、俺が言うのもナンだけどさ。(^^y-~
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