KYさんの裁判について(1)

投稿日時 2010-03-22 | カテゴリ: KYさん事件簿

たくさんコメントを頂いていますが、個別にレスせずにすいません。もちろん全てに目を通していますが、この仮設ブログにコメントしてくれる人たちについては、いわば仲間意識を感じているので、つい後回しになっています。
KYさんの事件について書いたJanJanの拙稿コメント欄では、誤解や曲解や難癖や単純な反感も見られ、手短に返信してきましたが、コメント数が1200を超えてもまだ活況?です。でも、前は大麻関連記事を投稿した際、「大麻ダメゼッタイ」論者が多かったのに、今回は擁護派による質の高いコメントもあり、JanJanのようなネットメディアで地道に言論活動を続ける意味を感じています。JanJanは今月で休刊だそうで、KYさんの裁判を継続的にレポートできず残念です。
KYさんの裁判支援について、この仮設ブログのコメント欄でもいろいろ意見があるようなので、これまでの事実経過や、今後のことなどについて明確にしておきたいと思います。

KYさんは、以前から、わざと逮捕されて裁判をやるつもりだとブログに書いていました。KYさんは、テレビ局に大麻を送りつけたり、大麻を持っているから逮捕しに来いと検察に手紙を出したり、いつ逮捕されてもおかしくない行動を実践していました。

私も2003年にわざわざ逮捕されるようなことをした経験があります。それは、まぁ、成り行きというか、行きがかり上、引くわけにいかない状況だったからというのが率直なところではありますが、それでも、大麻を巡る最新の医学的知見や、海外の社会状況を法廷で立証すれば、司法は何らかの新しい判断を示さざるを得ないだろうと考えてもいました。結果、裁判では、一審から最高裁まで、私が主張した生存権侵害の論点について、裁判官はまったく一言も触れず、あたかもそのような主張はなかったかの如く扱われ、私は愕然としました。義務教育で教え込まれた三権分立などというシステムは嘘っぱちで、そもそも全ての権力が内閣に一極集中するよう憲法に規定されていることにも初めて気が付きました。これは大麻取締法同様、敗戦によって日本がアメリカに支配された歴史的事実に由来する現実でもありますが、それはまた別の話ですね。

三権分立など嘘っぱちで、裁判が公正でも公平でもないことは、既に2度の逮捕と5年近い服役を経験しているKYさんは百も承知のことでしょう。それでも三度、敢えて逮捕されて法廷の場で自らの主張を展開するのだというKYさんに、私は異議を伝えてきました。KYさんの場合、またしても実刑になってしまう可能性が高いので、別の方法を模索したほうが良いのではないかと、私はコメント欄やメールで伝えました。裁判のシステムが改められて公正な司法判断が期待できる状況になったわけでもありませんから。

(この項続く・・・眠くなったので)





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