ニュージーランドで捕まると

投稿日時 2010-04-19 | カテゴリ: ニュージーランドで捕まると

ニュージーランドに長期滞在中の日本人男性samurai seedsさんが、大麻所持の容疑で現地で逮捕された。逮捕されたのは昨年の大晦日。翌日の今年元旦に保釈され、現在は裁判中とのこと。ニュージーランドも大麻は違法だとのことだが、どのような顛末になるのか。まだ判決の出ていないこの事件の推移をレポートして頂くことになった。
かなり前にご本人から原稿を頂いていたのだが、当サイトの閉鎖などで掲載が遅れてしまいました。新連載の第1回目をお送りします。

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ウソのような本当の話です。
2009年の大晦日、ニュージーランドに住んでいた僕は友人3人とワイへケ島というオークランド市からフェリーで小1時間の島で楽しんでいました。
僕以外はNZ人で皆カンナビス・クラブ(※The Daktory)の会員です。

浜辺の奥の付きあたりにテントを立て今年最後の月を見ながら宴会をしていました。
時間がとてもゆっくりでまるでまわりの大自然に合わせて流れているかの様でした。
21時の夕焼けを見てあたりは既に真っ暗になり月のまわりに星が出始めたその時でした。1台の車が近づいてきて停まりました。巡回中のパトカーだったのです!
もちろん彼らは僕らのテーブルの”もの”について聞いてきました。

1. 瓶入りの乾燥大麻 9g
2. ガラス製 30cm ボング

しかし4人全員の身体・持ち物検査では何も出て来ませんでした。

警察官
「テーブルの上の”もの”はこの中の誰のだ?」

4人全員
「僕らの誰ひとりの所有物ではありません。」

警察官
「わかった。では詳しくは裁判所で話して下さい。一度あなたがたを逮捕し署に連行します。」

僕らが受けた容疑は「これらは一体誰のものなのか?」でした。
手錠はされませんでしたが護送車に乗りワイへケ署に着いたのは恐らく除夜の鐘がなってた頃でしょう。
最悪な年越しですが状況は変わりません。署について写真と指紋を取られ1時間ほど檻で待たされました。
最悪な気分です。私は人を傷つけたわけでもなく取り乱して他人に迷惑をかけてたわけでもなく、ただ外国での年越しを大自然の中で友人たちと過ごしていただけなのです。
結局、2009年に逮捕され2010年に保釈されその足でフェリーに乗りオークランド市に戻りました。

1月5日のNZ裁判所への初出廷へ続く・・・





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