昨年大晦日、長期滞在中のニュージーランドで大麻所持で逮捕され、今も裁判が進行中の日本人男性samurai seedsさんの手記、続編です。
※写真はDaktoryというカンナビス・クラブで話し合うメンバーとお役人。【筆者撮影】
◆初出廷
2010年1月5日 9:00AM オークランド地方裁判所
元旦に無料で保釈された3人と裁判所に向かうとそこにはカンナビスクラブ・オーナーのダクタ・グリーン氏とそのメンバー数人が傍聴の為、裁判所前に集まりました。
日本でも無い経験に戸惑いながらも被告人として裁判所に入りました。その日行われる裁判の予定表が貼り出され名前を探しました。
10:30AMに5番の裁判室でという事でした。部屋の前には他にもたくさんの人で溢れていました。日本の裁判には行った事が無いので比較できませんがみんな気軽に会話をしたりとても和んだ雰囲気でした。
そこでグリーン氏はNORML発行の雑誌を配り大麻非犯罪化を裁判所の中で訴えていました。日本なら裁判所の外に追い出されるでしょうがココではせいぜい無視されるだけで妨害はされません。
しかし裁判は始りました。
裁判官1人 書記1人 警察官1人 被告4人 傍聴10数人
4人で法廷に立ち裁判官に見られるとさすがに少しの緊張感はありました。
1つの大麻使用容疑で4人が起訴されるのは珍しいようで裁判官も罪状と内容を読み上げ不思議な顔でこっちを見てました。
その後、4人に1人づつこう聞いてきました。
「あなた方はこの内容を認め、反省していますか?」
4人とも
「 No Plea(無罪を主張します) 」
最後に1人が言い終わると
「本日は閉廷します。1月28日 9:00AMに来て下さい」
という事でした。
要するに僕らの目的は起訴事実を認めずに裁判を出来る限り延ばし警察に証拠を出させる事でした。
通常に認めれば1人$200の罰金で初犯はdiversionという形でコミュニティサービスなどで終わる程の小さい罪なのです。
根本的に日本とは大麻の認識が違いました。そしてその日も無料で釈放されました。
そして1月28日の2回目公判に続く・・・
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