byはるく
交通事故で背負う事になった後遺障害は、交通事故以前に人一倍健康な身体が当たり前だと思ってた時には、想像する事すら全くできなかった痛みと苦しみです。後遺障害により、集中力が続かず、思考力も衰えている現状で記すこの手記が、長文・駄文になって大変に申し訳なく思いますが、それでも、私なりに現状を知って頂きたく、事故から今迄に書き溜めたメモ等を整理し、それを基に精一杯書いたつもりです。この手記から私の現状を少しでもご理解頂けたら幸いです。
私の現状は、毎日毎日が精神を削るような日々です。私は健常者の想像を絶する疼痛に日々苦しめられています。1日24時間、1年365日の間に、一瞬たりとも痛みから解放される事無く過ごしています。その様な状態が交通事故から既に15年程経過していますが、現代医学では治療方法が確立されていない事から、この状態は私が死ぬまで続く事が予想されています。人が生きる事はこれほど辛い事なのでしょうか?
普通に眠る事すらできず、安らぎの時間を一時も与えられず、苦しまなくてはいけない程、私は何か悪い事をしたのでしょうか? これ程酷い疼痛等に苦しめられながら、何故生きていなくてはいけないのでしょうか? 交通事故で死んでいた方がどれ程楽だったかと思います。しかしながら、私には家族が居り、残される者の事を考えると、自殺等と言う安易な事はできません。この右下肢の痛みが無くなるのであれば、喜んで右下肢を切断してもらいたいと思っており、今までに何度と無く医師にその様な意向を伝えてきました。その様な事を日々、自問自答しながら毎日が生き地獄の様な日々を過ごしています。
例えば、日々の生活の中で毎日の様に酷い転倒していると言っても、健康な普通の方ならば考えられない事でしょう。しかし、後遺障害のカウザルギーのあまりにも酷い痛みの為に、大きな痛みが走った時には、その瞬間に全身の筋肉が自分の意思とは無関係に硬直を起こしてしまい、立っている時等はその姿勢のまま倒れ、まるで叩きつけられるような転倒をし、体中に打撲が絶えない様な状態でもあります。少しでも気を抜いている時ならば、痛みに意識を持っていかれてしまい、失神しそうになります。この様な事を健常者で理解できる方は殆ど居りません。自分ながら、毎日毎日の様に転び、入院を必要とする程の大怪我をしないで済んでいるのが不思議なほどです。(若い頃に趣味でモトクロス等をしていた為、転んだ後の衝撃の逃がし方を身体が覚えているからかと揣摩憶測しています。)
(この項つづく)
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