| アスリート達が大麻法の不条理を浮き彫りに
  2010年4月27日 スティーブ フォックス(Steve Fox)
 
 ノースカロライナ州から今日入ったニュース速報によると、ノースカロライナ州アメフトチームのメンバー4人が、アパートの一室で少量の大麻を喫煙した”薬物容疑”で出頭命令を受けた。どうやらアパートに居た非番の警官が大麻の匂いを嗅ぎつけて、地域社会を守るためには、押し入って一人でも多く逮捕する必要があると判断したらしい。
 4人のうち3人は、大麻所持と大麻使用器具所持の罪に問われた。そして大麻を所持していなかったが他の選手達と一緒にアパートに居たらしい一人を含めた4人全員が、”規制薬物を使用する目的で住居を保持していた”罪に問われた。冗談だろう? 警察は彼らがアパートを麻薬窟として使用するために借りたと本気で思っているのだろうか。
 
 説明条項に何と書いてあるか見てみよう。
 
 [巡査部長R.E.]召喚状によるとホフマンはアパートで、手製のボング2つ、多色のガラスボング1つ、約6グラムの大麻が入ったサンドイッチ用の袋、大麻入りの葉巻きを発見したと供述した。召喚状は、成長過程の大麻草の画像が入ったブライアンのブラックベリー(訳注:携帯電話の機種)を発見したことにも言及している。
 
 全くたいした麻薬窟なことだ。
 
 ニュースは、4人の選手は来期チームの重要なポジションを担うことが予想”された”と言及した。しかし現在の状況では、彼らの地位は危うくなってしまった。
 
 この件で最も厄介な点は、彼らが大学生アスリートなので、我々はこの件について伝聞でしか情報を得られないということだ。米国では毎年80万件以上の大麻による逮捕が行われている。来る日も来る日もこの国では、ある晩アルコールよりも害の少ない薬物を使うという合理的な判断をしたばかりに、その他の点では法を遵守している市民達が人生をめちゃくちゃにされている。こんな不条理はもうたくさんだ。
 
 こんな狂気を覆すことが、我々MPP(大麻政策プロジェクト)の使命なのだ。
         
 Source: MPP BlogAthletes Highlight Absurdity of Marijuana Laws
 April 27, 2010
 
 翻訳とコメント by とら
 アメリカでは大麻はアルコールやタバコよりも身体への害が少ないという事は周知の事実となりつつあるようです。アスリートの大麻使用はタブー視されているような気がしますが、身体的パフォーマンスの維持に務めるアスリートならば、オフの息抜きにアルコールやタバコの代わりに大麻を使用したいと考えるのは当然のことでしょう。
 
 
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