医療大麻を求める患者の声(9)カウザルギーの症状

投稿日時 2010-05-18 | カテゴリ: 医療大麻を求める患者の声

by はるく

・発作性電撃痛時
真っ赤に焼けている火箸を突き刺されている様な痛みであり、その疼痛は高電圧の電流を流されているかのような電撃的なショックとして感じる痛みです。気を抜いている時であれば、痛みにそのまま意識を持っていかれ失神しそうな程です。

普通の方にはこの様な疼痛経験が無いと思われますので、例えるのであれば。。。
個人的な経験はありませんが、スタンガンという高電圧の護身具を使われたら、この様なショックではないかと思われます。もしくは、麻酔をしていない虫歯治療の時に、治療用の電気ドリルが神経にあたって神経をギリギリとえぐられている様な痛みの数百倍はあるであろう痛みと言えば少しはご理解頂けるかと思います。その様な電撃的なショックがあります。この様な発作性電撃痛が、理由無く、睡眠時であろうと、椅子に座って右下肢を宙に浮かせた様な状態であろうと、前触れもなく日に数十回ほどあります。
・右下肢への加重時
右下肢に荷重を掛けることにより、前述した発作性電撃痛と同様の電撃痛が必ず発生します。拠って、右下肢に荷重を掛ける事はできません。

・安静時
睡眠時の様な安静時にも、理由無く発作性電撃痛が走りますので睡眠薬を使用していても疼痛で飛び起きてしまいますし、疼痛で起きてしまった後は、身体が興奮してしまうのか?睡眠薬を飲んでも、ケタミンシロップ等を飲んでもすぐに眠る事ができません。
拠って、眠りという安息の時間すら満足に持てない日々です。

某病院に入院中、同室の方から伺ったエピソードの一つですが、私が鼾をかいて寝ている時に、発作性電撃痛により突然、病院のベッドの上で寝ている状態のまま、宙に飛び跳ねて目を覚まし、その激しさに驚いた等、正常な睡眠という物とは掛け離れた状況です。

・移動時
両杖、又は車椅子を使用しています。室内の場合は、床を這っている事もあります。
整形外科医からは外出時に極力車椅子を使うように勧めらていますが、自分のちっぽけなプライドのような物もあり、杖を使ってしまう事が多いです。

私が杖を使って立っている時等、激しい疼痛が起きると、その疼痛の為に全身の筋肉が瞬間的に酷く硬直してしまい、バランスを失い、受け身を取る事すらできず、いきなり叩き付けられる様な酷い転倒をする事が日常的にあり、打撲程度の怪我で済まないと判断されていたからです。

整形外科医が心配した通り、私は確かに自宅、病院、外出先等々、様々な処でいきなり叩き付けられる様な酷い転倒、また、なんとか電撃性疼痛を堪えてもバランスを失って転倒と、数限りなく転んでいます。単純な打撲程度で済む事ばかりではありませんでしたが、私自身の精神面の安定を図る必要性から、一生涯歩く事すらできないと考えるよりも、僅かでも希望を持っている事で精神的に安定し、頑張って生きてみようと思えていたから、敢えて杖の使用に拘っていました。

しかし、数年前の年末の転倒時に、腰、左膝、左足首を酷く痛めてしまいました。事故から長年左下肢に多大な負担を掛けていた為か、それ以来左下肢の痛み等が取りきれず、自律稼働の感覚も良くない状態になっています。この時より、少し長い時間の外出をするには、頻繁に休憩をしながらでも杖のみで長距離を移動する事ができなくなり、車椅子に頼らざるを得なくなっております。また、現在は時に左下肢にカウザルギーと似た疼痛を感じる様な事も起きてきています。

(つづく)





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