hemp-infoにヤンガートレーディングさんからアメリカのヘンプ歴史週間の翻訳記事が投稿されたので転載します。
ヤンガートレーディングさんの事業内容については下記の通りです。
■Enjoy Hemp Life! 麻福(ASAFUKU)
URL:http://asafuku.jp/
説明:ヘンプ製品の企画から製造・販売を行います。生活に靴下、タオル、カットソー、手袋、といったベーシックウェアを中心としながら、生活空間に彩りを与えるヘンプ製品の展開を行っております。
■ヘンプ原料紹介ページ by 麻福(ASAFUKU)
URL:http://asafuku.jp/material/a_19.html
説明:麻福の取り扱う産業用ヘンプ原料(糸、生地、スライバー、オガラ、落ち綿など)の紹介ページです。ヘンプ原料の提供を通じて、各業界企業との共同商品開発を推進します。オリジナル製品の開発も請け負います。
■ヤンガートレーディング株式会社
URL:http://youngor.co.jp/
説明:中国アパレル企業グループ「ヤンガー」の日本営業所として展開しています。ヤンガーグループは、中国政府と連携をとり大麻繊維の研究開発を2003年より実施しております。2007年より、漢麻(大麻)産業投資控股有限公司を設立し、大麻製品の民間への販売を行っております。当社は、同社の日本代理店を担っております。
Vote Hemp "Hemp History Week"
2010/5/17
米国のヘンプ農場経営の歴史を祝うキャンペーンが始まった。この「ヘンプ歴史週間」の祝賀式は、米国32州で185の行事が計画されている。
「ヘンプ歴史週間」は2010年5月17~23日の間に挙行される。全国的草の根教育キャンペーンとして、185の行事が32州において計画されている。その目標とするのは、合衆国におけるヘンプ農業経営に対する強い支持を再度取り付けることにある。この行事に加えて、このキャンペーンの主催者は、オバマ大統領と司法長官エリック・ホールダー宛に幾万もの署名したハガキを集め、ヘンプ農業禁止を解除し、農業経営者の利益の為に色々な作物を栽培できるように訴えることを計画している。
「ヘンプ歴史週間」(2010年5月17~23日)はHIA(ヘンプ産業協会)とVOTE HEMP(ヘンプ賛同グループ)によって始められた前例のない産業全体のプロジェクトであり、数百のヘンプ生産者と販売者が参加している。HIAはヘンプに係わる企業、研究者、農業経営者、支持者を代表する非営利団体である。VOTE HEMPはヘンプ産業のメンバーにより2000年に設立された全国的なヘンプを論点とする非営利的な支持団体であり、その目的は、米国における産業用ヘンプの農業経営に対する障壁を、教育、法律、支持活動を通して取り除こうとするものである。今日では、16の州において、ヘンプ支持の農業立法が通過した。今やヘンプ歴史週間の組織団体は有意義な政策変更を連邦レベルにまで影響を及ぼしたいと考えている。
全米の「ヘンプ歴史週間」ボランティアは、ヘンプ作物が麻薬として誤った分類付けされたことにより禁止されるまでは、それぞれの地域でヘンプ栽培とヘンプ生産の歴史を研究調査してきた。この再発見された歴史には、米国農務省の主任植物学者リスター・デュウェイの日誌がある。彼は、20世紀初頭にワシントンで(主に国防総省が建てられたアーリントン農場で)手広くヘンプ栽培に従事した。45年間もの繊維原料の農務総省のトップエキスパートであったリスター・デュウェイの日誌と写真は、1890年代から1940年代の合衆国によるヘンプ農場経営の調査研究に関する情報の宝庫と言える。この調査研究は他の研究を含めて、今回の公の行事において公開され、同時にヴァージニア州シャロットヴィル市長ダビッド・ノリス、ブロナー博士マジックソープ社の社長ダヴィッド・ブロナー、その他合衆国のヘンプ農場経営をサポートする人々によりプレゼンが行われる。行事は、アラスカ、アリゾナ、カリフォルニア、コロラド、ニューメキシコ、ノースカロライナ、ヴァーモント、ヴァージニア、オレゴン、サウスダコタ、テキサス、ワシントンで計画されている。ヘンプ歴史週間のイベント詳細については http://www.hemphistoryweek.com/events.htmlで参照できる。
「ヘンプ歴史週間」のサポーターには、テキサスのロン・ポール議員が含まれる。彼は今月初めにヘンプ歴史週間を支持する公式のステートメントを議会に提出した。"ヘンプは、規制薬物法(Controlled Substances Act)により1970年に完全に非合法化されるまでは、ジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソン、その他幾千人の農民にとって重要な農作物であった。私の地区の農民は、産業用ヘンプの栽培時期に自由にヘンプを輪作できることにより、非常に恩恵を受けてきた。ヘンプ歴史週間により、選ばれた役人が豊かなヘンプの伝統、ヘンプから得られる多くの利益について再び学ぶことが多々ある。"とロン・ポールは説明した。
ボランティア主催による全国的行事に加えて、天然生産物直販店も、最もよく売れるヘンプ商品の試販のために、ヘンプ歴史週間に参加している。参加者の中には:Nature's Path's Hemp Plus Granola Cereal ,Sunny Hemp Granola Bars and Hemp Plus Waffles, Living Harvest Foods Tempt hemp milk and frozen desserts、Nutiva's organic shelled hemp seed, Manitoba Harvest Hemp Pro 70 and Hemp Pro 50 protein powders Dr.Brunner's Magic Soaps
ストア関係の参加は;
Mom's Organic Market; ワシントン地区
Westerly natural Market: ニューヨーク
Earthfare; ノースカロライナ
Henry's Farmers Markets, Rainbow Grocery, Jimbos Naturally; カリフォルニア
New Seasons Market; ポートランド、オレゴン
「農民やヘンプ業界が機会を失うことは、重大な結果を齎す」とブロナーマジックソープ社のブロナー社長は言う。同社は殆んどの製品に輸入ヘンプ油を使用している。「ヘンプ製品を作っている米国企業の小売販売額は3.96億米ドル以上と言われているが、原材料を輸入せざるを得ない状態に追い込まれている。その理由は、我々農場経営者は、時代遅れの連邦'Reefer Madness(マリファナ巻きタバコ狂)'政策のために、ヘンプを栽培すると起訴されるのではないかと、絶えず恐れているからである。この連邦政策は、非麻薬の産業用ヘンプと麻薬性大麻Cannabisとを混同している。」とブロナーは付け加えた。
環境に優しい(sustainable)ヘンプ種、ヘンプ繊維、ヘンプ油は、既に栄養食品、テキスタイル、ボディケア、自動車の部品等に使用されている。フォード自動車、パタゴニア、ボディショップ及びヘンプ産業協会メンバーは彼らの製品に輸入ヘンプを使っている。
Nature's Path Organic Foodsのマーケティング、製品開発担当副社長アルジャン・ステファンは「ヘンプ産業をサポートすることは、我社の心に迫るものがあるということである。私の父であり、Nature's Pathの創設者であるアラン・ステファンは合衆国麻薬取締局(DEA)と3年間戦って、ヘンプ健康食品販売禁止令を覆すことに成功した。ヘンプ歴史週間をサポートすることにより、父の足跡をフォローすることに誇りを持っている。」と言った。
最近のヘンプ栽培4シーズンに、ノースダコタの農場経営者は、ノースダコタ農務省から産業用ヘンプを栽培できる認可を得た。政府の許認可があったとは言え、これら農場経営者には、ヘンプを栽培しようとすると連邦政府代表の手入れや農場の没収のリスクが、依然として存在する。これは、麻薬取締局が麻薬性のない工業用ヘンプと麻薬性のある大麻(Cannabis)との区別をきちっとしないことによる。
「ヘンプ栽培禁止令にも拘らず、消費者はヘンプ栄養食品を望む。誰にもヘンプの良さを否定することはできない。」とLiving Harvest Foodの会長のハンス・ファスターは説明した。彼はヘンプミルク、冷凍デザート、蛋白質パウダーを含むヘンプ食品製造の世界的リーダーである。「米国農民がヘンプ種を販売できるようになれば、店頭販売価格を含め、諸コストをコントロールできるようになる。更には、環境に優しい農業を促進し、地方の農業経営をサポートし、経済を活性化することが出来るようになる。」
1998年以来カナダにおいて、ヘンプはビジネスとして栽培されてきたが、合衆国国境北部の農民にとって、今やエーカー当りの収穫では最も高収益の作物の一つになっている。「米国の農家の作る大豆やトウモロコシはエーカー当り$50以下であるが、国境に沿ったカナダのヘンプ農家の作るヘンプはエーカーあたり$200-300である」と、Manitoba Harvestの創設者のマイク・フェイタは説明する。彼はヘンプ栽培が10年前に合法化されたカナダにおいて、ヘンプで儲けた最初のカナダのビジネスマンの一人である。「ヘンプ産業は、カナダ経済に計り知れない衝撃を与えた。なぜなら、カナダでヘンプを生育するノウハウをもてば、農家、製造者からエンドユーザーまで全体の利益に繋がるからである。」
ヘンプは、健康と栄養の再利用可能な資源といった利点があるために、自然食のなかで最も成長性の早い食料の一つである。ヘンプ種、ヘンプ油は、最適比率のω-3、ω-6必須脂肪酸の豊富な源であり、ほかに超ωステアリン酸(SDA)とγリノール酸(GLA)をも含んでいる。ヘンプ蛋白質は、完璧性では大豆に劣るだけで、10の重要なアミノ酸を含み、酵素抑制遺伝子はなく、このため消化を容易にしている。ヘンプ種は食餌繊維素と同様に、ビタミンEや鉄分といったビタミンやミネラルの良き源である。端的に言えば、ヘンプはグルテンの無いスーパー食である。
「ヘンプ種を大豆とフラックス(リネン)種と比べると、ヘンプの方が味と栄養の点では確実に勝る。」とNutivaの創設者であり会長であるジョン・ローラックは言う。
「代表的な米国の食餌を改善しようとするFirst Ladyの最近のキャンペーンにより、ヘンプ食品は、より健康的なダイエット及びもっと環境に優しい世界を追い求めようとする米国人により、受け容れられ易い環境にある。」
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Further information, along with a full list of sponsors can be found at HempHistoryWeek.com
For more information on the Hemp Industries Association, go to www.TheHIA.org
For more information on Vote Hemp, go to www.VoteHemp.com
Source: Vote Hemp
Week Long Campaign to Celebrate History of Hemp Farming in America Begins
For Immediate Release
Monday, May 17, 2010
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