●「大麻は無害ではない」
アメリカ・ホワイトハウス麻薬撲滅対策室(ONDCP)が発行している 「大麻、神話と真実」 という若者向けの教育パンフレットは次のような序文で始まっている。
「大麻を使用すれば、健康を害し、安全を損ない,成績が低下し、反社会的・反経済的な行動をとるようになる。しかし、驚くことに、多くの人が大麻を 「無害な」ドラッグだと思っている。大麻が害のない天然ハーブだという意見に撹乱されて、社会に伝えなければならない最も大切なメッセージまでかき消されてしまうほど深刻な影響が出ている。大麻を使ってもOKなどということは、誰にも成り立たない。このことは、特に若者について当てはまる。」
こう述べた後で、10の神話を取り上げているが、まっさきに 「大麻は無害」という神話で大麻有害論を展開している。
また、カナダ国家警察でも 「違法ドラッグ10大神話」のなかで最初に 「神話1-大麻はアルコールやタバコよりも無害」という項目を掲げて「事実」を述べている。
その他でも、大麻の悪害を言い立てるために、「大麻は無害ではない」という枕言葉で始まる新聞記事や解説などは定番化して至るところで見かける。
では、いったい誰が大麻無害論を唱えているのだろうか?
Marijuana Myths & Facts, The Truth Behind 10 Popular Misperceptions (The White House Office of National Drug Control Policy (ONDCP))
"Top Ten Myths" About Illicit Drugs and Enforcement (RCMP DRUG AWARENESS PROGRAM)
Gateway To Hell(Peterborough Now, 26th July 2006)
Source: カナビス・スタディハウス カナビス無害論の罠
Pub date: Sep 3, 2006
Author: Dau, Cannabis Study House
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