統合失調症の発症年齢は大麻使用と無関係との研究結果

投稿日時 2010-06-17 | カテゴリ: NORML News

統合失調症の発症年齢は大麻使用と無関係との研究結果
2010年6月9日 米国ニューヨーク州グレンオークス

ニューヨーク州グレンオークス:「統合失調症研究(Schizophrenia Research)」ジャーナルにオンラインで発表された臨床試験データによると、大麻使用は、初めて統合失調症を発症した患者の精神疾患の発症と、単独では無関係である。

ロングアイランドのザッカーヒルサイド病院、ブロンクスレバノン病院、アルバートアインシュタイン医科大学、ファインスタイン医学研究所、イェール大学、米国国立精神保健研究所の研究者たちは、生涯の大麻使用が統合失調症患者の陽性症状の早期発症と関係があるかどうかの評価を行った。研究者たちは、統合失調症を初めて発症した大麻使用歴のある被験者49人を、統合失調症を初めて発症した非合法薬物の使用歴のない被験者51人と比較した。
「大麻使用はほとんどの患者において病気の発症よりも前になされたが、病気の発症(と大麻使用)との間には有意な関係が無く、このことは人口統計学的変数や臨床的変数では説明がつかない。大麻の乱用と統合失調症には関係性があるとみなしている過去の研究は、大麻の乱用と統合失調症の間の関係について、より包括的な評価を行う必要があるだろう。」と著者らは述べている。

全体的に見ると、生涯の大麻使用歴のある被験者は非使用者に比べて、男性が多く、調査開始時に重い陽性症状を有し、社会経済的に低い地位にあるという傾向があった。

詳しい情報はpaul@norml.orgからNORML副理事ポール アルメンターノ(Paul Armentano)にお問い合わせを。研究の全文「大麻の乱用は精神疾患の早期発症と関係があるのか?-統合失調症を初めて発症した患者における研究」は「統合失調症研究」から参照できる。

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Source: NORML NEWS
Age Of Onset Of Schizophrenia Not Associated With Marijuana Use, Study Says
June 9, 2010 - Glen Oaks, NY, USA

翻訳 by とら





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