朝日新聞6月17日(木)朝刊 国際面:おおっぴら「医療大麻」
by サル・パラダイス
ちょっと久々に大麻のことが新聞に載りました。しかも、誰それが所持してて捕まったとかいう話でなくて、大麻をめぐってアメリカで起こってる動きをレポートしています。新聞1面の半分を使ってね。
どんな内容かというと、タイトル以外の太字の部分だけひろってみましょうか。
「危機感乏しい米社会」
「カリフォルニア州合法化問う住民投票」
「処方1日100人」
「山奥で組織的に栽培」
「マリファナは大麻」
ねえ、ちょっとネガティブに感じる? でもTHCのよい子のみんなはわかってると思うけど、これは統制機関(どんなものかは知らんが)に対してのカモフラージュ。
記事の内容は、まあ中立の冷静なレポートで、大麻は解禁されていくというふうに感じられるもの。
それにしても「医療大麻」って言葉の解説はいらんのかね。もう、自然に浸透してしまったのかな。
各政党さん、アンケートでは前向きにお願いしますよ。社会の変化は速いのです。
カリフォルニアをはじめ米国14州で医療大麻が認められていること。医療大麻は「処方所」でグラム15ドル前後で手に入ること。医療大麻は医師の推薦がないと買えないが、それは建前的なものだということ。州法に優先する連邦法で大麻は違法であるが、オバマ政権は昨年、州法に基づいて医療大麻を使う人は訴追しない方針を出したこと。
こういうさあ、大麻に関しての前向きな動きって日本の新聞に載ったことあったっけ? オランダのコーヒーショップの紹介の記事かなんかをスポーツ紙で見たような気はするけど。
ネガティブなことも書いてありますよ。ちょっとバランスとるためか。「大麻の成分は記憶の衰えを加速させる可能性があるとか、ゲートウェードラッグになるとか。」まあその辺はそうじゃないってことみんなは充分理解してるよね。
記事に登場する大麻ホテルのイーストマンさんのことばが一番わかりいいじゃん。「たばこやアルコールで毎日、人が死んでる。大麻で死んだ人がいるか?」
要するにね、この世界でおきてる、大麻が明るいところにムクムクと出てきている動きってのはもうかくしきれんのよ。日本のメディアが無視してもね。
世間の人々が知っていて、マスコミだけが気づいてないなんて変てこなことになりかねん。
記事にはね、カリフォルニア州で医療用に限定せず大麻を合法化することの是非を問う住民投票が11月の中間選挙に合わせて行われると書いてある。5月の世論調査では、49%が合法化に賛成、41%が反対だったとのこと。
11月にカリフォルニアで合法化が成ったとき、日本のマスメディア各社はどういう態度をとるんだろう。
1番.気づかなかったということにして、無視しつづける。
2番.それはアメリカのお話、大麻は悪いもので日本では絶対だめですよと頑固オヤジをつらぬく。
3番.ちょっとまって、今までタブーにしてきたけど、大麻ってそもそもどんなものなんだろう。
一度追及してみますと真のジャーナリストに立ち返る。
[※THC編集部注]
朝日の当該記事は、@よしよしさんがtwitpicにアップしています。PCでフル表示すれば読めます。
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